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2022年5月の測定結果 [測定結果]

 5月の測定結果を知らせします。

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 5月は閉所期間が多かったこともあり、検査数が
少なかったです。
 検出例も数例ありましたが、検査質量が320gに満たない
ため、参考値と考えて下さい。

 6月の無料測定会は6/27(月)10時から開催します。
是非、お越し下さい。

 


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2022年4月の測定結果 [測定結果]

 大変遅くなりましたが、4月度の測定結果をお知らせします。
一覧表です。

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 主な検出例を紹介します。

<4/2福島ご飯の素>
20220402福島雑穀ご飯の素.jpg

 重量換算K40コンプトン散乱補正で8.1Bq/kg(下限値3.6Bq/kg)
となりました。但し、定格の320gに不足しているので
あくまで参考値とお考え下さい。
 数種の雑穀やキノコ等が入った炊き込みご飯用の素材です。
なので、どの品目が汚染されているのかまでは特定できません。

<4/11茨城のサツマイモ>
20220411茨城サツマイモ.jpg

 K40のコンプトン散乱の補正で2.8Bq/kgを検出。
まだまだ、セシウムが存在します。根菜類では、土壌に含まれる
セシウムの植物への移行率は他と比べると高いといわれます。
土壌汚染はまだまだ続いています。
 なにせ、セシウム137の半減期は30年ですし。

 5月の無料測定会は5/30(月)10時からです。
ご参加お待ちしています。

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2022年3月の測定結果について [測定結果]

 3月の測定結果を報告します。

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 主な検出例を紹介します。

<3/19福島のあんぽ柿>
20220319福島あんぽ柿.jpg

 これまでも毎年複数例測定していますが、どの個体でも
セシウム検出しています。まだ汚染は残っています。
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正で1.7Bq/kg。
但し下限値は0.8Bq/kgです。

<3/21、22千葉の殻付き落花生>
 食用部分を粉末にして測定。年のため2回測定しましたが、
共に「存在未確認」(不検出)でした。更に、殻部分を
同じく粉末にして測定しました。

20220322千葉落花生殻部分.jpg

 K40のコンプトン散乱の補正と重量補正で6.1Bq/kg(下限値3.8Bq/kg)
但し、検体の量が少ないので、あくまで参考値となります。
 落花生はご存じのように地中に結実します。土に含まれた
セシウムの植物への移行率はその種類によって異なります。
この落花生は、土中のセシウムは移行していなかったと考えて
良さそうです。但し、殻は素手で触らない方が賢明です。

 4月の無料測定会は4/19(火)10時から行います。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

 

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2022年2月の測定結果について [測定結果]

 遅くなりましたが、2月の測定結果についてお知らせします。

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<1/29、2/1福島凍み餅>
 山形県産の「ヤマゴボウ」の葉を練り込んだ餅を屋外で
乾燥させた物で福島の特産品だそう。あまりの堅さに
驚きました。わずかにセシウムのピークはあるものの
「検出限界未満」と判断できました。

<2/17、18の茨城さつまいも>
 それぞれ異なるスーパーで売られていたもの。具体的な
地域は不明です。
 スペクトル表をご覧下さい。
20220219茨城さつまいも2.jpg
 Cs137のピーク(331ch)があります。K40のコンプトン散乱の補正と
重量補正を行い、1.9Bq/kgとなりました。

<2/19福島のめひかり>
 「めひかり」は福島のスーパーでよく売られている
小魚。姿が少しグロテスクですが、非常に美味しい
とのことです。
20220222福島めひかり.jpg

 Cs137(331ch)にピークがありので検出です。
重量補正を行い、1.5Bq/kgとなりました。

<2/24新潟のマイタケ>
20220224新潟マイタケ.jpg

 Cs137(331ch)にピークあります。K40のコンプトン散乱補正、
重量補正して2.3Bq/kgとなりました。
 因みにここのマイタケについては、過去に何回か測定例があります。
 2018年4/3測定4.0Bq/kg 2019年9/23測定1.6Bq/kgです。

 今回もセシウムを検出しています。菌床での屋内栽培と
思われるので、汚染源はオガクズ、米ぬかなどの菌床に
汚染があったと考えるしかありません。

<2/28滋賀の原木椎茸>
 原木の産地は滋賀県とのこと。検出です。
1.7Bq/kgです。
20220227滋賀原木椎茸.jpg

 これまでも多くの原木椎茸を測定しましたが、
検出するか否かの第1は「どこの原木を使用しているか」
ですが、西日本産地の原木でも検出例はありました。
 核実験やチェルノブイリ事故の影響を受けていることが
仮説そして考えられます。

 3月の無料測定会は3/29(火)10時~です。
お一人1品申し受けます。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。


 
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2022年1月の測定結果 [測定結果]

 2022年1月の測定結果をお知らせします。

一覧表をご覧下さい。測定数が少なかったので、
2回測定を行ったものあります。なので、数値の出ているものは
平均値を記載しています。

202201.jpg

 比較的数値の大きかった検出例を紹介します。

<1/17群馬のほうれん草>
 20220117群馬ほうれん草.jpg

 Cs137(331ch)に小さなピーク(赤い縦棒)があります。
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正をして
2.1Bq/kgとなりました。野菜に付着したセシウムは
よく洗浄することで幾分濃度がさがります。
 食べる時はよく洗うことを薦めます。

<1/29福島のあんぽ柿>
 福島県の西側の都市で作られた干し柿です。
20220128福島あんぽ柿.jpg

 Cs137(331ch)にピークがあります(赤い縦棒で示されている)
非常に大きなピークです。K40のコンプトン散乱の補正しても
3.8Bq/kgもありますした。これまで毎年あんぽ柿は測定していますが、
事故後10年経過してもこれだけのセシウムが検出されることに
注意が必要です。

 一旦体内に取り込まれた放射性物質は簡単には
体外に排出されません。体内に留まった放射性物質は
そこで放射線を出し、付近の細胞を傷つけます。
その影響は長い年月を経て健康に悪影響を与えるのは周知の事実。
 放射性物質をできるだけ体内に取り込まないように
心がけることが大切と考えます。
 そのためにも、心配な時は、是非一度食品検査をお薦めします。

 2月の無料測定会は2/22(火)10時からです。
 また、郵送・宅配による検体持ち込みも現在行っています。
詳しくはこちらをご覧下さい。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

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2021年12月の測定結果について [測定結果]

 2021年12月の測定結果をお知らせします。

 2021年は新型コロナ禍もあり、検査依頼が減少しました。
 そのため、これまで依頼を断っていた「郵送・宅配」による 検査依頼も始めました。

 12月の検査結果一覧をご覧下さい。

2021.12.jpg

主な検出例を紹介します。

<12/12栃木の混合米>
2021222栃木混合米.jpg

 白米、黒米、緑米、赤米などが混合している
お米を測定。これは独自に2回20時間測定しました。
1回目は1.4Bq/kg、2回目は1.6Bq/kg、平均で1.5Bq/kg。
Cs137(331ch)にピークが明瞭ですので検出です。

<12/21、25の大分白米>
 12/21の測定では、0.8Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)ほど
ありましたので、後日、この白米をよく洗浄して
再測定してみました。やはり、予想通り「検出限界未満」と
なりました。
 これまでも経験から多少のセシウムはよく
水洗いですることが減衰することがわかっています。
お試し下さい。

<12/27滋賀のスモークチップ(桜)>

 滋賀県産のスモークチップです。1回目は4.3Bq/kg、
2回目は3.3Bq/kgでした。しかし、チップは非常に軽く
嵩張るので、容量が定格の320gに届かない80g程度でしたので、
参考値扱い。そこで、依頼者と相談してチップを粉砕して
粉状にして定格の320gに近づけるように190gまで増量(これとて
嵩張りがあるので測定室に定格320gまでは入らない)して
3回目の測定を実施。

スペクトルをご覧下さい。

20211227滋賀スモークチップ(粉状).jpg

 Cs137のピークがあるので、検出です。重量補正と
K40のコンプトン散乱の補正を行い、1.8Bq/kgと
なりました。これも定格320gに足らないのであくまで
参考値ですが、3回の測定のうち一番正確だろうと
思います。日本の樹木は大気中核実験、チェルノブイリ事故、
そして福島原発事故の影響で一定程度汚染されていることは
前提とすべきだと考えます。

 このように、当測定所では、必要とあらば同じ検体を 複数回することで、測定の信頼性を担保するように努力しています。

 2022年もどうぞ、測定依頼をお待ちしています。郵送・宅配に
よる検体持ち込みもできますので。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。






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2021年11月の測定結果 [測定結果]

 遅くなりましたが、11月の測定結果をお知らせします。
一覧表をご覧下さい。

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<11/5茨城のワカサギ>については、既にブログで報告済みです。
 こちらをご覧下さい。

他に主な検出例を紹介します。

<茨城のレタス>
 茨城の野菜については、よく測定していますが、
収穫された場所によっては微量のセシウムが検出されることが
あるようです。
 スペクトルをご覧下さい。
20211102茨城レタス.jpg

 Cs137のピーク(331ch)にピークがあります。
K40によるコンプトン散乱補正と重量補正して2.4Bq/kgとなりました。
(何度も書きますが、この数字はセシウムの質量ではなく、濃度です。)

 <京都の玄米>
 1回目の測定で1.0Bq/kg(誤差±0.2Bq/kg 下限値0.6Bq/kg)でしたので、
念のため20時間測定をあと2回行いました。そのうち2回は玄米をよく
洗ってから再度乾燥させて測定しました。ごく少量ですが、セシウム
検出です。3回の平均値が1.0Bq/kgです。
 大気中核実験やチェルノブイリ事故、福島事故に
よる放射性物質はなにかしら日本にも影響を与えていると
改めて感じます。精米すれば、セシウムは少なくとも 
「検出限界未満」になると思われますが。

 当測定所は引き続き測定活動と情報発信に努めます。
 測定依頼をお願いします。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。



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茨城のワカサギを自主測定 セシウム検出! [測定結果]

 関西のスーパーでよく販売されている「茨城のワカサギ」を
自主測定してみました。これまでも10~15Bq/kg程度の放射性セシウムが
検出されてきましたが、今回も残念ながら同様の結果が出たので
報告します。

 スペクトルをご覧下さい。

20211104茨城ワカサギ.jpg

 重量換算、K40コンプトン散乱補正でallセシウム11.3Bq/kg。
このワカサギは京都のスーパーで購入したもの。茨城県の霞ヶ浦産
だとおもわれます。以前「びわ湖のワカサギ」も測定したことが
ありますが、こちらは不検出という結果がでています。

 放射性セシウム137の半減期は30年です。時の流れでしか
放射性セシウムは減りません。くれぐれもご注意下さい。

因みに2021年9月のワカサギ測定結果はこちらをご覧下さい。

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2021年10月の測定結果について [測定結果]

 諸事情で測定結果報告が遅れてすいません。
10月の測定結果をお知らせします。一覧をご覧下さい。

202110.jpg

 どの食品も1例(不検出)を除き、「存在を確認」(検出限界未満)
でした。検体の質量により下限値が異なるのでご注意下さい。

 一般に、下限値より数値が低い場合は「不検出」と表記することが
一般的ですが、当測定所では、セシウムの小さなピークがある時は
「存在を確認」としています。しかし、セシウム量はどれほどあるのかは
不明です(定量できない)。

 なお、次回の月1回の無料測定会は11/24(水)10時からです。
メールか電話でお申し込み下さい。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。


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2021年9月測定結果について [測定結果]

 9月の測定結果をお知らせします。一覧をご覧下さい。

9月測定結果.jpg

 高濃度のセシウムを確認した<9/7茨城のワカサギ>と
9/9三重の腐葉土>については既に報告していますので、
それぞれの記事を参照下さい。

 他には、大きな検出例はありませんでした。
その中で、<9/18の福島の梨>についてコメントします。
贈答用。念のためにということで会員さんが測定に持ち込まれました。

 スペクトルです。ご覧下さい。
20210918福島の梨.jpg

 数値は0.7Bq/kg(下限値は0.6Bq/kg)となっていますが、
Cs137のピークである331chはマイナスとなっており、330chにも
ピークはありませんでした。なので、誤検出と考えて良いと
おもわれます。なので、不検出と判断しました。
(もちろん、シンチレーションではγ線を出すセシウムしか
測定できませんので、β線を出すストロンチウム等の有無は
わかりませんが)
 「○○産だから汚染されている」「○○産だから大丈夫」などと
頭から決め込むのは正しい判断ではないと思います。
 どこの産地だろうと実際に測定してみてから判断するのが
正しい立場だと思います。特に魚は獲れた場所ではなく
水揚げされた場所が産地となります。注意が必要です。

 因みにこの梨には、福島県西部地域の産地表示がありました。

 <測定一覧表を見る上での細部留意点>

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。





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