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2022年1月の測定結果 [測定結果]

 2022年1月の測定結果をお知らせします。

一覧表をご覧下さい。測定数が少なかったので、
2回測定を行ったものあります。なので、数値の出ているものは
平均値を記載しています。

202201.jpg

 比較的数値の大きかった検出例を紹介します。

<1/17群馬のほうれん草>
 20220117群馬ほうれん草.jpg

 Cs137(331ch)に小さなピーク(赤い縦棒)があります。
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正をして
2.1Bq/kgとなりました。野菜に付着したセシウムは
よく洗浄することで幾分濃度がさがります。
 食べる時はよく洗うことを薦めます。

<1/29福島のあんぽ柿>
 福島県の西側の都市で作られた干し柿です。
20220128福島あんぽ柿.jpg

 Cs137(331ch)にピークがあります(赤い縦棒で示されている)
非常に大きなピークです。K40のコンプトン散乱の補正しても
3.8Bq/kgもありますした。これまで毎年あんぽ柿は測定していますが、
事故後10年経過してもこれだけのセシウムが検出されることに
注意が必要です。

 一旦体内に取り込まれた放射性物質は簡単には
体外に排出されません。体内に留まった放射性物質は
そこで放射線を出し、付近の細胞を傷つけます。
その影響は長い年月を経て健康に悪影響を与えるのは周知の事実。
 放射性物質をできるだけ体内に取り込まないように
心がけることが大切と考えます。
 そのためにも、心配な時は、是非一度食品検査をお薦めします。

 2月の無料測定会は2/22(火)10時からです。
 また、郵送・宅配による検体持ち込みも現在行っています。
詳しくはこちらをご覧下さい。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

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