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2024年1月2月検査結果報告 [測定結果]

 1月は検査事例が少なかったので、2月と一緒に報告します。

page001.jpg

 主な検出例は、<2/6干し芋>です。産地表示がなく
ただ、「国産」のみの表示。スペクトルをご覧下さい。

20240206国産干し芋.jpg

 331chにピークがあります。重量補正とK40のコンプトン散乱の補正を
行って、5.2Bq/kgとなりました。加工品ですが、産地表示は
して欲しいものです。

  <測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出でも信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

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