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ゲルマ測定器とクロスチェック ブログトップ

千葉産のヨコワマグロをゲルマとクロスチェック [ゲルマ測定器とクロスチェック]

 2019年9月度の測定結果で報告した「千葉産のヨコワマグロ」を
南福崎測定所のゲルマニウム測定器でクロスチェックして
もらいました。

 まず、ZIPでは10時間と20時間の2回測定しました。
チャート(写真)は20時間測定のものです。
20190914千葉よこわマグロ20h.jpg
 Cs137のピーク(331ch)があるので、検出です。
Cs134はありません。ALLCs0.9Bq/kgとありますが、
K40のコンプトン散乱補正や重量補正すると、数値は
大凡0.35Bq/kgとなります。下限値が0.6Bq/kgなので、
「検出限界未満」です。10時間測定結果もほぼ同じでした。

 一方、ゲルマニウム測定器での結果は、
0.2Bq/kg±0.2Bq/kgでした。

 
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宮城産玄米をゲルマニウム測定器とクロスチェック [ゲルマ測定器とクロスチェック]

 当測定所は「産総研85Bq/kg標準玄米」や製造元の
シンメトリック社の「5Bq/kg試料」を測定して機器が正しく
測れているかをチェックしています。また、時々、協力
頂いているゲルマニウム測定器とクロスチェックも行っています。

 ゲルマ測定器で0.6Bq/kg検出した宮城県玄米を
2019年6/25に当測定器(ZIP)でクロスチェックしました。

20190625宮城玄米クロス20h.0.5gBG.jpg

 10時間と20時間測定しました。写真のチャートは20時間測定のもの。
ALL-Csは0.6Bq/kgと出ていますが、K40補正して0.4Bq/kg±0.2Bq/kgに
なりました。下限値0.6Bq/kgなので、ZIPでは「検出限界未満」です。
Cs137(331ch)にはピークは出ています。Cs134のピークは殆どありません。
なお、10時間測定ではALL-Csは0.7Bq/kg±0.2Bq/kgでした。

 ゲルマニウム測定器での結果(0.6Bq/kg)とほぼ同じような
結果を得ることができました。
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茨城県水戸市の自宅庭の土から約700Bq/kgを検出 [ゲルマ測定器とクロスチェック]

 茨城県水戸市の自宅の庭の表土の測定依頼が
来ました。土の採取は2017年夏のものとのこと。

 早速、測定しました。スペクトル表をご覧下さい。

20180117茨城水戸の土.jpg

 測定開始と共にグングンとセシウムのピークが
立ちました。私どもの測定器(zip)は本来低ベクレルの
食材を測定を目的にしています。あまりの多さなので
本来は10時間測定するのですが、10分で測定を止めました。

 Cs137も134もピークが明瞭です。福島原発事故由来は
全く疑う余地なしです。ご自宅の北側や西側の土を測定
しましたが、120Bq/kg程度でした。なぜ東側の土が極端に
多いかの原因は仮説はあるものもよくわかりません。

 依頼者のご要望もあり、ご協力頂いているゲルマ測定器を
所有する「南福崎測定所」でクロスチェックしました。

ibaraki-tuti.jpg

 測定結果をご覧下さい。Cs137と134の各数字は
少し異なるものも、合計は驚くことに同数(698Bq/kg)
です。

 原発事故から6年の時点でこの汚染。こうした汚染状態を
地域住民に知らさない行政のあり方を問い直したいと
思うこの頃です。
 
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琵琶湖産の小鮎甘露煮を測定 [ゲルマ測定器とクロスチェック]

 高槻測定所等の西日本にある市民測定所が参加する
「西日本ネット」では、2ヶ月に1回「お魚プロジェクト」
として、全国の海産物の放射能検査を行ってきました。
 南福崎土地株式会社のゲルマニウム半導体測定器
(テクノAP社製TG150B)と自前の測定器のクロスチェックを
行うものです。

 当番月となった当高槻測定所では、琵琶湖産の
「小鮎甘露煮」(2017年産)を測定対象に選びました。

 1Lマリネリ容器に小鮎を詰め込み、

20170923_101020.jpg

 ゲルマ測定器に検体を入れて測定しました。

20170923_101738.jpg

 検体:琵琶湖産小鮎甘露煮
 正味重量:1053g
 容器:1Lマリネリ容器
 2017年9/23
 測定時間:5時間35分21秒
 使用機器:テクノAP社製TG150B

イメージ00002.jpg
 
 測定値
  セシウム合算 不検出  下限値0.8Bq/kg
  Cs137     不検出  下限値0.4Bq/kg 
  Cs134     不検出  下限値0.3Bq/kg
  ヨウ素    不検出  下限値0.3Bq/kg
  カリウム40  96.3±5.1Bq/kg 下限値15.3Bq/kg

20170927_140826.jpg

 小鮎を160g詰めたzip袋を2つ用意(計320g)して
高槻測定所のシンチレーションのZIPでも測定しましたが、
Cs137のピークはなく、「不検出」という結果でした。
※Cs137(331ch)にピークが見られないので、出ている
数値は誤検出と判断できます。

20170920biwako-koayu.jpg

 琵琶湖の小鮎は汚染されていません。ご安心下さい。
琵琶湖を汚染させないためにも大飯などの原発の再稼働は
絶対に止めなければなりません。


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福島県郡山白米のゲルマニウム測定器とのクロスチェック [ゲルマ測定器とクロスチェック]

 2017年7月の「測定一覧」の中の「郡山白米」は、ゲルマニウム
測定器とクロスチェックしましたので、その結果を示します。

<ゲルマニウム測定器の結果>
940g 48時間測定 セシウム合計0.4Bq/kg±0.1Bq/kg(下限値0.3Bq/kg)
セシウム134は不検出

<当測定所ZIPの結果>
20170725郡山白米クロスチェック2.jpg

定格の320gで10時間測定。セシウム合計は0.3Bq/kg
下限値が0.6Bq/kgですので、数値は参考値となります。
当測定器では「検出限界未満」となります。
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