2024年3月測定結果一覧 [測定結果]
3月度の測定結果です。一覧をご覧下さい。
その殆どが「存在を確認」(検出限界未満)か「存在は未確認」(不検出)
でした。
唯一の検出例は<福島のあんぽ柿>でしたが、これも
1.7Bq/kg(下限値0.8Bq/kg)と少量の放射性セシウムを
確認しました。
<お願い>
現在、春の山菜が出回る季節となりました。
汚染された自然の大地から栄養を取る山菜は放射性物質を
よく取り入れるので注意する必要があります。検体持ち込み
を是非お願いします。
昨年5月の山菜測定結果を参照下さい。
<測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出でも信頼性のある値が 得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。
その殆どが「存在を確認」(検出限界未満)か「存在は未確認」(不検出)
でした。
唯一の検出例は<福島のあんぽ柿>でしたが、これも
1.7Bq/kg(下限値0.8Bq/kg)と少量の放射性セシウムを
確認しました。
<お願い>
現在、春の山菜が出回る季節となりました。
汚染された自然の大地から栄養を取る山菜は放射性物質を
よく取り入れるので注意する必要があります。検体持ち込み
を是非お願いします。
昨年5月の山菜測定結果を参照下さい。
<測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出でも信頼性のある値が 得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。
2024年1月2月検査結果報告 [測定結果]
1月は検査事例が少なかったので、2月と一緒に報告します。
主な検出例は、<2/6干し芋>です。産地表示がなく
ただ、「国産」のみの表示。スペクトルをご覧下さい。
331chにピークがあります。重量補正とK40のコンプトン散乱の補正を
行って、5.2Bq/kgとなりました。加工品ですが、産地表示は
して欲しいものです。
<測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出でも信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。
主な検出例は、<2/6干し芋>です。産地表示がなく
ただ、「国産」のみの表示。スペクトルをご覧下さい。
331chにピークがあります。重量補正とK40のコンプトン散乱の補正を
行って、5.2Bq/kgとなりました。加工品ですが、産地表示は
して欲しいものです。
<測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出でも信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。
2023年11月の測定結果 [測定結果]
11月の測定結果をお知らせします。
主な検出例の紹介
<11/10茨城の干し芋>
<11/20茨城の干し芋>
共に、Cs137(331ch)にピークがはっきりと示されています。
K40のコンプトン散乱の補正で3.1Bq/kg(下限値1.6Bq/kg)と
2.4Bq/kg(下限値1.1Bq/kg)となりました。事故後12年経過しようと
していますが、まざまだ残存しています。
一方、<11/26福島の安納芋>はCs137(331ch)のピークはあるものの
濃度はK40のコンプトン散乱の補正すれば、
下限値(0.6Bq/kg)未満なので、検出限界未満です。
参考までにスペクトル表を示します。
<11/28~30茨城自宅玄関前の土>
K40のコンプトン散乱の補正して、26.3Bq/kg。
2018年にこのご自宅周辺の土を測定しています。
この時は、最高約700Bq/kgでしたあので、時間の経過と共に
セシウムは減少していったと思われます。
約7年経過していますが、まだまだセシウムなどの
放射性物質が残存しています。
※当測定所は12/28(木)~2024年1/5(金)まで年末年始の
閉所とします。新年1/6(土)より通常活動に戻ります。
主な検出例の紹介
<11/10茨城の干し芋>
<11/20茨城の干し芋>
共に、Cs137(331ch)にピークがはっきりと示されています。
K40のコンプトン散乱の補正で3.1Bq/kg(下限値1.6Bq/kg)と
2.4Bq/kg(下限値1.1Bq/kg)となりました。事故後12年経過しようと
していますが、まざまだ残存しています。
一方、<11/26福島の安納芋>はCs137(331ch)のピークはあるものの
濃度はK40のコンプトン散乱の補正すれば、
下限値(0.6Bq/kg)未満なので、検出限界未満です。
参考までにスペクトル表を示します。
<11/28~30茨城自宅玄関前の土>
K40のコンプトン散乱の補正して、26.3Bq/kg。
2018年にこのご自宅周辺の土を測定しています。
この時は、最高約700Bq/kgでしたあので、時間の経過と共に
セシウムは減少していったと思われます。
約7年経過していますが、まだまだセシウムなどの
放射性物質が残存しています。
※当測定所は12/28(木)~2024年1/5(金)まで年末年始の
閉所とします。新年1/6(土)より通常活動に戻ります。
2023年10月測定結果 [測定結果]
10月の測定結果をお知らせします。測定器ZIPの調子もよく
14品目の測定ができました。
一覧をご覧下さい。
群馬の天然マスタケと岩手のアミタケは高濃度汚染でした。
前の記事で詳細を報告していますので、そちらをご覧下さい。
<10/25福島のムカゴ>
ムカゴは山芋の葉にできる粒状の「肉芽」です。
ムカゴとお米を一緒に炊いた「ムカゴご飯」や天ぷらなどに
しても美味しく食べることができる食材。
その福島産(いわき市近辺)のムカゴを測定しました。
Cs137(331ch)にピッタリとピークが現れています。
K40のコンプトン散乱の補正を行い、2.2Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
です。
<10/30福島の春菊>
同じく福島産の春菊を測定。栽培方法はわかりません。
Cs137(331ch)に小さなピークありますが、Csallでも0.3Bq/kg
(下限値0.7Bq/kg)ですし、殆ど誤検出と判断しました。
「福島だから危険」との即断は禁物です。どんなものでも
一度しっかり測定してから判断することが大事と改めて
再確認したいものです。
本測定所は「食べるなら1Bq/kg未満の食材を!」をモットーとして
測定活動を行っています。
14品目の測定ができました。
一覧をご覧下さい。
群馬の天然マスタケと岩手のアミタケは高濃度汚染でした。
前の記事で詳細を報告していますので、そちらをご覧下さい。
<10/25福島のムカゴ>
ムカゴは山芋の葉にできる粒状の「肉芽」です。
ムカゴとお米を一緒に炊いた「ムカゴご飯」や天ぷらなどに
しても美味しく食べることができる食材。
その福島産(いわき市近辺)のムカゴを測定しました。
Cs137(331ch)にピッタリとピークが現れています。
K40のコンプトン散乱の補正を行い、2.2Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
です。
<10/30福島の春菊>
同じく福島産の春菊を測定。栽培方法はわかりません。
Cs137(331ch)に小さなピークありますが、Csallでも0.3Bq/kg
(下限値0.7Bq/kg)ですし、殆ど誤検出と判断しました。
「福島だから危険」との即断は禁物です。どんなものでも
一度しっかり測定してから判断することが大事と改めて
再確認したいものです。
本測定所は「食べるなら1Bq/kg未満の食材を!」をモットーとして
測定活動を行っています。
秋の味覚岩手県の「アミタケ」の測定結果 [測定結果]
秋に入り天然のキノコが各地で採取されて販売されています。
通常のルートでは「100Bq/kg以上」(これ自身は酷い基準)のものは
流通しないことになっているかもしれないが、個人が山で採取した
キノコは検査をしていないので非常に問題があるのでは?と思います。
1.そんな中、個人が採取した岩手県の「アミタケ」が持ち込まれました。
測定結果のスペクトルをご覧下さい。
測定開始するやいなやCs137のピーク(331ch)がびっくり
するくらい立ち上がりました。通常は20時間測定するのですが、
今回は20分で測定をやめました。
K40のコンプトン散乱の補正重量補正で492,1Bq/kg(下限値は20.1Bq/kg)
です。味噌汁にいれたり、天ぷらにすると美味しそうですが、
危険です。環境省の100Bq/kgの基準も大幅に超えています。
しかし、それにしても原発事故後の東北地方に降り注いだ
放射性プルームが森林や土壌を恐ろしいほどに汚染したことが改めて
実感させられる結果となりました。
2.群馬のマスタケ
群馬県山中で採取されたもの。天ぷらにすると美味だそうです。
結果のスペクトルをご覧下さい。
これもCs[137(331ch)にピークが立ち上がりました。
K40のコンプトン散乱の補正、重量補正で8.9Bq/kg(下限値1.2Bq/kg)と
なりました。こちらは基準値以下ではあります。
このように原発事故後の山林、土壌汚染は深刻です。山の恵みは
魅力的ですが、くれぐれも内部被曝にご注意下さい。健康に直ちに
影響する訳ではないですが、長期的に見れば、非常に危険です。
因みに一度体内に取り込んだ放射性セシウムは順次体外に排出され
1ヶ月で半減する(生体内半減期)との研究結果がありますが、体内には
全部排出される(追加のセシウム摂取がないとしても)には相当の年数が
必要です。
食物の汚染が気になる方は是非検査依頼して下さい。輸送による
検査受付を行っています。
通常のルートでは「100Bq/kg以上」(これ自身は酷い基準)のものは
流通しないことになっているかもしれないが、個人が山で採取した
キノコは検査をしていないので非常に問題があるのでは?と思います。
1.そんな中、個人が採取した岩手県の「アミタケ」が持ち込まれました。
測定結果のスペクトルをご覧下さい。
測定開始するやいなやCs137のピーク(331ch)がびっくり
するくらい立ち上がりました。通常は20時間測定するのですが、
今回は20分で測定をやめました。
K40のコンプトン散乱の補正重量補正で492,1Bq/kg(下限値は20.1Bq/kg)
です。味噌汁にいれたり、天ぷらにすると美味しそうですが、
危険です。環境省の100Bq/kgの基準も大幅に超えています。
しかし、それにしても原発事故後の東北地方に降り注いだ
放射性プルームが森林や土壌を恐ろしいほどに汚染したことが改めて
実感させられる結果となりました。
2.群馬のマスタケ
群馬県山中で採取されたもの。天ぷらにすると美味だそうです。
結果のスペクトルをご覧下さい。
これもCs[137(331ch)にピークが立ち上がりました。
K40のコンプトン散乱の補正、重量補正で8.9Bq/kg(下限値1.2Bq/kg)と
なりました。こちらは基準値以下ではあります。
このように原発事故後の山林、土壌汚染は深刻です。山の恵みは
魅力的ですが、くれぐれも内部被曝にご注意下さい。健康に直ちに
影響する訳ではないですが、長期的に見れば、非常に危険です。
因みに一度体内に取り込んだ放射性セシウムは順次体外に排出され
1ヶ月で半減する(生体内半減期)との研究結果がありますが、体内には
全部排出される(追加のセシウム摂取がないとしても)には相当の年数が
必要です。
食物の汚染が気になる方は是非検査依頼して下さい。輸送による
検査受付を行っています。
2023年8月9月測定結果について [測定結果]
検査機器の修理、夏休み、K40バックグラウンドの再作成などで
7月、8月は測定が殆どできませんでした。やっと、通常の形に戻ったところです。
そこで、8月末~9月の測定結果をお知らせします。
主な検出例を2つ紹介します。
<9/13福島乾燥椎茸>
表示には「菌床栽培」とあります。製品をミキサーにかけて
粉状にして測定しました。
Cs137のピーク(331ch)に綺麗なピークがあります。
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正して9.5Bq/kg(下限値1.1Bq/kg)
となりました。
椎茸は美味しい出汁がとれますが、セシウムは水によく溶けるので
私が絶対に料理に使いません。
<9/14,21福島萱の実>
ご自宅の庭にある「萱の木」には写真のような実がなるそうです。
それを煎って実の中の種部分を食べるとのこと。
実を殻と一緒にミキシングしたもの(9/14)と殻を剥いて
実だけをミキシングしたもの(9/21)をそれぞれ測定しました。
Cs137のピーク(331ch)がクリアです。K40のコンプトン散乱の補正と
重量補正を行って8.5Bq/kg(下限値1.1Bq/kg)
これからも、内部被曝をしないために、職人の放射能測定を
お薦めします、検体の郵送持ち込みも受け付けていますので
是非ご利用下さい。
7月、8月は測定が殆どできませんでした。やっと、通常の形に戻ったところです。
そこで、8月末~9月の測定結果をお知らせします。
主な検出例を2つ紹介します。
<9/13福島乾燥椎茸>
表示には「菌床栽培」とあります。製品をミキサーにかけて
粉状にして測定しました。
Cs137のピーク(331ch)に綺麗なピークがあります。
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正して9.5Bq/kg(下限値1.1Bq/kg)
となりました。
椎茸は美味しい出汁がとれますが、セシウムは水によく溶けるので
私が絶対に料理に使いません。
<9/14,21福島萱の実>
ご自宅の庭にある「萱の木」には写真のような実がなるそうです。
それを煎って実の中の種部分を食べるとのこと。
実を殻と一緒にミキシングしたもの(9/14)と殻を剥いて
実だけをミキシングしたもの(9/21)をそれぞれ測定しました。
Cs137のピーク(331ch)がクリアです。K40のコンプトン散乱の補正と
重量補正を行って8.5Bq/kg(下限値1.1Bq/kg)
これからも、内部被曝をしないために、職人の放射能測定を
お薦めします、検体の郵送持ち込みも受け付けていますので
是非ご利用下さい。
2023年5月の測定結果 [測定結果]
原子力基本法、原子炉等規制法、電気事業法など5つの改正案を束ねた
原発回帰の「GX脱炭素電源法案」(60年超運転「原発たばね法」)が5/30に
参議院で可決成立。
これは、原発事故の教訓を踏みにじり、将来に禍根を残すものとして
私たちは強くこれに抗議し、原発廃棄の声を挙げ続けて行きます。
ところで、測定器ZIPのMCA修理が終わり、5月GW開けから測定を
再開しましたので測定結果をお知らせします。
一覧をご覧下さい。
<宮城の山菜5種>
これは既に報告しているので、こちらをお読み下さい。
これほどのセシウムが検出されるとは、今も続く汚染に
驚くばかりです。
関西人は山菜は春の味覚として4月、5月に旬の山菜として
食するだけですが、東北出身の友人の話によると、
「旬の時期だけでなく、保存食にして通年的に食べている」との
ことなので、内部被曝による体調変化の危惧は大きいと思います。
食品の規制値「100Bq/kg」は本来はドラム缶で保管するレベル
です。「食品の規制値は1Bq/kg以下にすべき」ことを強く訴えたいと
思います。
<茨城の干し芋>
Cs137(331ch)のピークがはっきりと出ています。
K40のコンプトン散乱の補正して、3.6Bq/kgとなりました。
<福島の山椒の葉>
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正で
2.2Bq/kgとなりました。山菜と比べて少ないのは
管理された土地で収穫されたものではないか?と
思われます。
高槻測定所は、今後も「1Bq/kg以下」をめざして、測定活動を
続けます。どうぞ、検体の持ち込みをお待ちしています。
※お知らせ※
開設10周年の集いを来たる7/17(月・祝)に準備しています。
詳細決まり次第のお知らせいたします。
原発回帰の「GX脱炭素電源法案」(60年超運転「原発たばね法」)が5/30に
参議院で可決成立。
これは、原発事故の教訓を踏みにじり、将来に禍根を残すものとして
私たちは強くこれに抗議し、原発廃棄の声を挙げ続けて行きます。
ところで、測定器ZIPのMCA修理が終わり、5月GW開けから測定を
再開しましたので測定結果をお知らせします。
一覧をご覧下さい。
<宮城の山菜5種>
これは既に報告しているので、こちらをお読み下さい。
これほどのセシウムが検出されるとは、今も続く汚染に
驚くばかりです。
関西人は山菜は春の味覚として4月、5月に旬の山菜として
食するだけですが、東北出身の友人の話によると、
「旬の時期だけでなく、保存食にして通年的に食べている」との
ことなので、内部被曝による体調変化の危惧は大きいと思います。
食品の規制値「100Bq/kg」は本来はドラム缶で保管するレベル
です。「食品の規制値は1Bq/kg以下にすべき」ことを強く訴えたいと
思います。
<茨城の干し芋>
Cs137(331ch)のピークがはっきりと出ています。
K40のコンプトン散乱の補正して、3.6Bq/kgとなりました。
<福島の山椒の葉>
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正で
2.2Bq/kgとなりました。山菜と比べて少ないのは
管理された土地で収穫されたものではないか?と
思われます。
高槻測定所は、今後も「1Bq/kg以下」をめざして、測定活動を
続けます。どうぞ、検体の持ち込みをお待ちしています。
※お知らせ※
開設10周年の集いを来たる7/17(月・祝)に準備しています。
詳細決まり次第のお知らせいたします。
宮城の山菜5種から最高43.6Bq/kg検出 [測定結果]
山菜が賑わう時期になりました。
会員さんから宮城県で採取された山菜の測定依頼がありました。
宮城県のご友人からもらったものとのことで、採取場所は県北の
山間部とのこと。
種類は「ワラビ」「タラの芽」「コゴミ」「シケド」「タケノコ」です
早速、測定。全て20時間測定です。
「ワラビ」
K40コンプトン散乱を補正して0.8Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
「タラの芽」
重量補正とK40のコンプトン散乱補正して34.5Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
「コゴミ」
重量補正とK40のコンプトン散乱補正して13.4Bq/kg(下限値0.9Bq/kg)
「シドケ」
東北では一般的な山菜ということだが、当方、全く知らなかった山菜。
一見モロヘイヤに見えた。重量補正とK40のコンプトン散乱補正して
1.8Bq/kg(0.9Bq/kg)
「タケノコ」
皮をむいて可食部だけを測定。
重量補正とK40のコンプトン散乱補正して43.6Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
どのスペクトルもCs137(331ch)のピークが綺麗に立っています。
タケノコ以外の4品目はどれも、綺麗にパック詰めされていたり、
帯で留められていて明らかに販売用の商品と思われます。
フクイチ事故で大量の放射性物質が降り注いだ結果、山間部も
高汚染されています。事故後11年経過したとはいえ、これだけの
セシウムがあることに驚きました。
植物への移行率を考えると、土壌汚染はまだまだすさまじいことだけは
確かでしょう。これらの山菜は宮城県北部で採取されたものです。
会員さんから宮城県で採取された山菜の測定依頼がありました。
宮城県のご友人からもらったものとのことで、採取場所は県北の
山間部とのこと。
種類は「ワラビ」「タラの芽」「コゴミ」「シケド」「タケノコ」です
早速、測定。全て20時間測定です。
「ワラビ」
K40コンプトン散乱を補正して0.8Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
「タラの芽」
重量補正とK40のコンプトン散乱補正して34.5Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
「コゴミ」
重量補正とK40のコンプトン散乱補正して13.4Bq/kg(下限値0.9Bq/kg)
「シドケ」
東北では一般的な山菜ということだが、当方、全く知らなかった山菜。
一見モロヘイヤに見えた。重量補正とK40のコンプトン散乱補正して
1.8Bq/kg(0.9Bq/kg)
「タケノコ」
皮をむいて可食部だけを測定。
重量補正とK40のコンプトン散乱補正して43.6Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
どのスペクトルもCs137(331ch)のピークが綺麗に立っています。
タケノコ以外の4品目はどれも、綺麗にパック詰めされていたり、
帯で留められていて明らかに販売用の商品と思われます。
フクイチ事故で大量の放射性物質が降り注いだ結果、山間部も
高汚染されています。事故後11年経過したとはいえ、これだけの
セシウムがあることに驚きました。
植物への移行率を考えると、土壌汚染はまだまだすさまじいことだけは
確かでしょう。これらの山菜は宮城県北部で採取されたものです。
2023年1月の測定結果 [測定結果]
新年1月の測定結果をお知らせします。
<1/21茨城のサツマイモ>
Cs137のピーク(331ch)が明確です。K40のコンプトン散乱を
補正して2.4Bq/kgとなりました。
他は、「存在を確認」(検出限界未満)です。
<測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。
<1/21茨城のサツマイモ>
Cs137のピーク(331ch)が明確です。K40のコンプトン散乱を
補正して2.4Bq/kgとなりました。
他は、「存在を確認」(検出限界未満)です。
<測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。
2022年12月の測定結果一覧 [測定結果]
遅くなりましたが、2022年12月の測定結果をお知らせします。
宮城の異形(奇形)柿と、福島のあんぽ柿の測定結果は
既に報告していますので、今回は、
<12/25、26,28栃木の大豆>について説明。
12/25は「2021年産栃木の大豆」をそのまま測定
12/28はこの「2021年産栃木の大豆」をミキサーで粉砕して
測定しました。
共にK40のコンプトン散乱を補正して、
5.2Bq/kgと5.4Bq/kgのセシウムを検出しました。
<12/26の大豆残渣>
この栃木産の大豆を22年に京都府で栽培してできた
大豆の残渣(枝、葉、茎)を測定しましたもの。
Cs137(331ch)にピークはわずかにあるものの、
検出限界未満(下限値1.4Bq/kg)となりました。
21年産の大豆のスペクトルとは全く異なっているのは
一目瞭然です。土などの栽培環境の影響の大きさを
改めて感じました。
測定所は1/6(金)から再開しています。
また、1月の無料測定会は1/17(火)10時からです。
<測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。
宮城の異形(奇形)柿と、福島のあんぽ柿の測定結果は
既に報告していますので、今回は、
<12/25、26,28栃木の大豆>について説明。
12/25は「2021年産栃木の大豆」をそのまま測定
12/28はこの「2021年産栃木の大豆」をミキサーで粉砕して
測定しました。
共にK40のコンプトン散乱を補正して、
5.2Bq/kgと5.4Bq/kgのセシウムを検出しました。
<12/26の大豆残渣>
この栃木産の大豆を22年に京都府で栽培してできた
大豆の残渣(枝、葉、茎)を測定しましたもの。
Cs137(331ch)にピークはわずかにあるものの、
検出限界未満(下限値1.4Bq/kg)となりました。
21年産の大豆のスペクトルとは全く異なっているのは
一目瞭然です。土などの栽培環境の影響の大きさを
改めて感じました。
測定所は1/6(金)から再開しています。
また、1月の無料測定会は1/17(火)10時からです。
<測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。