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宮城の山菜5種から最高43.6Bq/kg検出 [測定結果]

 山菜が賑わう時期になりました。
会員さんから宮城県で採取された山菜の測定依頼がありました。
宮城県のご友人からもらったものとのことで、採取場所は県北の
山間部とのこと。
 種類は「ワラビ」「タラの芽」「コゴミ」「シケド」「タケノコ」です

早速、測定。全て20時間測定です。

「ワラビ」
20230511宮城ワラビ.jpg

 K40コンプトン散乱を補正して0.8Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)

「タラの芽」
20230512宮城タラの芽.jpg
 重量補正とK40のコンプトン散乱補正して34.5Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)

「コゴミ」
20230513宮城コゴミ.jpg
 重量補正とK40のコンプトン散乱補正して13.4Bq/kg(下限値0.9Bq/kg)

「シドケ」
20230515宮城シドケ.jpg
 東北では一般的な山菜ということだが、当方、全く知らなかった山菜。
一見モロヘイヤに見えた。重量補正とK40のコンプトン散乱補正して
1.8Bq/kg(0.9Bq/kg)

「タケノコ」
20230516宮城タケノコ.jpg
 皮をむいて可食部だけを測定。
 重量補正とK40のコンプトン散乱補正して43.6Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)

 どのスペクトルもCs137(331ch)のピークが綺麗に立っています。
タケノコ以外の4品目はどれも、綺麗にパック詰めされていたり、
帯で留められていて明らかに販売用の商品と思われます。

 フクイチ事故で大量の放射性物質が降り注いだ結果、山間部も
高汚染されています。事故後11年経過したとはいえ、これだけの
セシウムがあることに驚きました。

 植物への移行率を考えると、土壌汚染はまだまだすさまじいことだけは
確かでしょう。これらの山菜は宮城県北部で採取されたものです。


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