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2022年2月の測定結果について [測定結果]

 遅くなりましたが、2月の測定結果についてお知らせします。

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<1/29、2/1福島凍み餅>
 山形県産の「ヤマゴボウ」の葉を練り込んだ餅を屋外で
乾燥させた物で福島の特産品だそう。あまりの堅さに
驚きました。わずかにセシウムのピークはあるものの
「検出限界未満」と判断できました。

<2/17、18の茨城さつまいも>
 それぞれ異なるスーパーで売られていたもの。具体的な
地域は不明です。
 スペクトル表をご覧下さい。
20220219茨城さつまいも2.jpg
 Cs137のピーク(331ch)があります。K40のコンプトン散乱の補正と
重量補正を行い、1.9Bq/kgとなりました。

<2/19福島のめひかり>
 「めひかり」は福島のスーパーでよく売られている
小魚。姿が少しグロテスクですが、非常に美味しい
とのことです。
20220222福島めひかり.jpg

 Cs137(331ch)にピークがありので検出です。
重量補正を行い、1.5Bq/kgとなりました。

<2/24新潟のマイタケ>
20220224新潟マイタケ.jpg

 Cs137(331ch)にピークあります。K40のコンプトン散乱補正、
重量補正して2.3Bq/kgとなりました。
 因みにここのマイタケについては、過去に何回か測定例があります。
 2018年4/3測定4.0Bq/kg 2019年9/23測定1.6Bq/kgです。

 今回もセシウムを検出しています。菌床での屋内栽培と
思われるので、汚染源はオガクズ、米ぬかなどの菌床に
汚染があったと考えるしかありません。

<2/28滋賀の原木椎茸>
 原木の産地は滋賀県とのこと。検出です。
1.7Bq/kgです。
20220227滋賀原木椎茸.jpg

 これまでも多くの原木椎茸を測定しましたが、
検出するか否かの第1は「どこの原木を使用しているか」
ですが、西日本産地の原木でも検出例はありました。
 核実験やチェルノブイリ事故の影響を受けていることが
仮説そして考えられます。

 3月の無料測定会は3/29(火)10時~です。
お一人1品申し受けます。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。


 
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