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2021年11月の測定結果 [測定結果]

 遅くなりましたが、11月の測定結果をお知らせします。
一覧表をご覧下さい。

page001.jpg

<11/5茨城のワカサギ>については、既にブログで報告済みです。
 こちらをご覧下さい。

他に主な検出例を紹介します。

<茨城のレタス>
 茨城の野菜については、よく測定していますが、
収穫された場所によっては微量のセシウムが検出されることが
あるようです。
 スペクトルをご覧下さい。
20211102茨城レタス.jpg

 Cs137のピーク(331ch)にピークがあります。
K40によるコンプトン散乱補正と重量補正して2.4Bq/kgとなりました。
(何度も書きますが、この数字はセシウムの質量ではなく、濃度です。)

 <京都の玄米>
 1回目の測定で1.0Bq/kg(誤差±0.2Bq/kg 下限値0.6Bq/kg)でしたので、
念のため20時間測定をあと2回行いました。そのうち2回は玄米をよく
洗ってから再度乾燥させて測定しました。ごく少量ですが、セシウム
検出です。3回の平均値が1.0Bq/kgです。
 大気中核実験やチェルノブイリ事故、福島事故に
よる放射性物質はなにかしら日本にも影響を与えていると
改めて感じます。精米すれば、セシウムは少なくとも 
「検出限界未満」になると思われますが。

 当測定所は引き続き測定活動と情報発信に努めます。
 測定依頼をお願いします。

<測定一覧表を見る上での細部留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。



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