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GW期間中の閉所 [測定日]

GW中の 4/29(木)~5/5(水)は閉所します。宜しくお願いします。
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フクイチ汚染水海洋放棄決定を糾弾し、全面撤回を求める! [本測定所の考え]

 4/13政府はフクイチ汚染水を海に流す方針を決めた。
実際の放出は約2年後の見通しだが。既にあらゆる団体が
この決定は「世界の環境を破壊する暴挙」と批判の声が上げられている。
当高槻測定所もその決定を糾弾し、撤回を求める。

 以下、汚染水海洋放棄決定の不当性・危険性をシリーズで
まとめてみる。まず、シリーズ1「汚染水とは何か」です。

1.放出予定の「汚染水」は危険な多く種類の放射性物質を含む汚染水
 トリチウムだけでなく、多くの取り除けていないストロンチウムや
プルトニウムなどの危険な放射性物質が多く含まれている。
経産省は「トリチウム以外の核種について環境放出の際の規制基準を
満たす水」と定義変更した。経産省は「タンクの中に溜めた水の7割には、 トリチウム以外にも基準値以上の汚染物質が含まれている」 (4/13新川達也審議官の国会答弁)と認めた。
 従って、これまでの「トリチウム以外は除去できているから処理水」
という説明が間違いだったことを経産相自身が認めたことになる。
「処理水(トリチウム水)は普通の水と殆ど一緒だから海に捨てても
大丈夫」は明らかなフェイクである。

2.「環境基準以下にこの汚染水を薄めて放出するから大丈夫」なのか?断じてNO!
 希釈しても放出する放射性物質の「総量」は変わらないから。
水俣病の原因となった有機水銀も「希釈」して海に流したが、 食物連鎖により濃縮され、それを摂取した人間が最終的に被害を被った
事実を思い出べきである。海洋放出は、決して「風評被害」ではなく
実害被害」と言わなければならない。
地球環境の破壊をもたらす危険行為なのである。全面撤回を求める!

 次は、シリーズ2「トリチウム」そのものの危険性について。
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2021年3月測定結果について [測定結果]

 遅くなりましたが、2021年3月度の測定結果をお知らせします。
まずは一覧表をご覧下さい。

page001.jpg

主な検出例を紹介します。

<3/13三陸のオキアミ>
20210312三陸オキアミ.jpg

 乾燥させたオキアミです。重量補正して4.1Bq/kgでした。
ただ、検体の重量が少ないのであくまで「参考値」ですが、
乾燥させている分、セシウムも多く検出したと思われます。

<3/15岩手わかめ、3/22三陸わかめ>
20210315岩手ワカメ.jpg

20210322三陸刺身ワカメ.jpg

 スペクトルをご覧下さい。BGは同じです。共にCs137(331ch)の
ピーク(赤い縦棒が目印)があるので検出です。両方とも検体の重量が少ないので
あくまで「参考値」ですが、それぞれ重量換算で3.8Bq/kgと1.5Bq/kgと
なりました。徳島のわかめが「存在を確認」(旧表記では「検出限界未満」)
であったことと対照的でした。

 測定一覧表を見る上での細部留意点
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

<再度の告知>
 「測定したいが、新型コロナ禍のため検体を持ち込みにくい」との
お声を頂きましたので、本年4月1日より、会員の皆様に
「宅配・郵送での検体持ち込み」できるように改めましたので、
是非ご利用下さい。メールで「検体とその産地」を明記の上、
必ず事前にお申し込み下さい。連絡お待ちしています。

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