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6/19(土)高槻・市民放射能測定所開設8周年の集い(14時~16時) [日頃の活動]

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 今年の6月に測定所は8周年を迎えます。
今年の集いでは、先頃、政府が「決定」したという
福島原発汚染水の海洋放出」の問題を徹底的に批判する
講演を企画しました。
 ZOOMでの配信(無料)も併せて行いますので、是非
ご参加下さい。

オンライン(ZOOM)参加の方法は次の通りです。

下記『こくちーず』にアクセスし、参加申し込みをしてください。
ZOOMアドレスと参加方法が返信で届きます。
https://www.kokuchpro.com/event/210619tk8th/

よろしくお願いします。高槻・市民放射能測定所
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増える汚染水にどう対処するべきか!トリチウム汚染水を考えるその4 [本測定所の考え]

 増え続けるフクイチの汚染水はどうすれば処理すれば良いのか?を
考えてみる。

 私たちは、核技術の専門家ではないが(海洋汚染を回避のためには)
普通に考えれば次の手立てが考えられる。

1.トリチウムの除去技術を開発する。すでに実験段階ではその
技術はあるとの報道もある。

2.仮に、その技術が実用段階にない、又はトリチウム水の
除去技術がないなら、トリチウム半減期12.3年の10倍=120年間貯留 すると、初期濃度の0.1%に下がる物理法則を使う以外に減衰させる方法はない
下げてから順次放出する。「120年もかけられるか!」
と思う人もいるだろうが、それだけ大それた原発事故をやって
しまったのだ。次世代には申し訳ないがそのツケは払わないといけない。
そして、その間に、全ての核種を除去できていないALPSを
越える除去技術の開発が求められている。

3.しかし、それでも汚染水は今後も増加する。何故か?
以下はあくまで「仮説」であることを前提に考えてみたい。

 トリチウムは「中性子が水素原子核に取り込まれることによって
生まれる」という簡単な事実から考えると、中性子は核分裂で
飛び出すのだから、事故後10年経過しても燃料が緩やかな核分裂
(自発的核分裂)しているかもしれないということだ。
単に「放射性物質の固まりであるデブリに水が触れた」
からトリチウム水が発生するのではない。自然的核分裂が停まって
いないとしたらあらゆる分裂核種が汚染水に含まれることになる。
 これらは、あくまで仮説だが、この仮説に従えば、自然核分裂している
デブリは水で冷やすのではなく、チェルノブイリ原発事故処理型の
対応が必要だと私たちは考える。「デブリを取り出す」という政府・東電の
方針の是非が根本的に問われているのではないか?

 この「汚染水処理問題」については、6/19(土)本測定所開設8周年の
集いで専門家の講演をいただき考えていきたいと思います。
当日はZOOM配信も行いますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

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6/6(日)原発事故10年目の国連科学委員会(UNSCER)報告を考える学習会 [イベント紹介]

 イベントの紹介です。以下転送します。

 原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会
(明らかにする会)では、総会と学習会を以下のとおり、
オンラインで開催します。参加費は無料です。
 
 明らかにする会2021年度総会と
原発事故10年目の国連科学委員会(UNSCER)報告を考える学習会
(Zoomによるオンライン開催)

【日時】2021年6月6日(日)13:30~17:00
【開催方法】Zoomによるオンライン開催
【申し込み】参加2を希望される方は、下記(こくちーずプロ)から申し込んでください!
      ZoomのURLが自動返信されますので、ご確認ください!
      https://www.kokuchpro.com/event/fc3777b63ea13ff04e2d5614ad2e9c7b/
【参加費】 無料

【第1部】13:30~14:00 明らかにするする会2021年度総会
 ・2020年度活動報告・2021年度活動方針案、2020年度決算・2021年度予算案の提案、
  質疑・討議、採択

【第2部】14:00~17:00 明らかにする会学習会
 ・テーマ「原発事故10年目の国連科学委員会(UNSCEAR)報告ー甲状腺被ばくを隠すカラクリ」
 ・14:00~14:50
  加藤 聡子さん「UNSCEAR 2020線量評価から明らかになった福島の被ばく由来甲状腺がん」
 (休憩)
 ・15:00~15:30
  大倉 弘之さん「地域の汚染と甲状腺がん」
 ・15:30~16:00
  藤岡 毅さん「国連科学委員会成立の経緯と国際機関を悪用した日本政府の被ばく被害隠蔽」
 (休憩)
 ・16:10~16:50 討論
 ・16:50~17:00 まとめ


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2021年4月の測定結果一覧 [測定結果]

 4月度の測定結果をお知らせします。
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 殆どが「存在を確認」(検出限界未満)でした。
主な検出例として、
<和歌山産の野菜の土>を紹介します。
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 現在野菜の土の環境省基準では400Bq/kgなので、
4.3Bq/kgは非常に少ないと思われます。しかも、
作物への移行係数(作物によりその数字は異なる)を
考えても、殆ど影響はないと思われますが、使用の
是非は依頼者の判断にお任せします。

<再度の告知>
 「測定したいが、新型コロナ禍のため検体を持ち込みにくい」との
お声を多く頂きましたので、本年4月1日より、会員の皆様に
「宅配・郵送での検体持ち込み」できるように改めましたので、
是非ご利用下さい。メールで「検体とその産地」を明記の上、
必ず事前にお申し込み下さい。持ち込み手順は返信の中で連絡いたします。
皆さまのご依頼をお待ちしております。

 測定一覧表を見る上での細部留意点
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。



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トリチウム汚染水を考える その3 外国も流してるから日本も? [本測定所の考え]

「外国の原発もトリチウムを流しているから日本も」論も居直りの詭弁だ

 トリチウム水は、核分裂で飛び出した中性子が水素原子核に
取り込まれることによって生まれる(T2O)。
外国の原発で放出しているトリチウム含む水は、核燃料に
基本的に触れることがない二次冷却水
それも危険であるから、そんな危険な放射性物質をタレ流す原発は
そもそもやめなければならないのだ。

 しかし、これから海洋放棄しようというフクイチの
「トリチウム汚染水」は溶け落ちた800トンともいわれる
核燃料(核分裂継続中なので常に冷却は必要といわれる)を
冷却するための一次冷却水あり、
ALPSで除去できなかった多くの放射性物質を含んでいる。
(これは経産省自身が認めていること)
 これを海洋放出することは、地球全体の環境破壊であり、絶対に認められない。

それでは、トリチウム汚染水にどう対処したら良いかを
次回に考察したいと思います。

 6/19(土)14時から測定所開設8周年の集いを行います。 この集いの中で「トリチウム汚染水」について専門家による 講演を行う予定です。zoom参加も行います。
 詳細は後日発表!
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トリチウム汚染水を考える その2 [本測定所の考え]

トリチウムそのものも危険な放射性物質

 トリチウムは人体に危険なβ線を出っし、水素と同じ性質が
あるので水となり、蒸発して大気中に含まれることになる。
雨にも含まれ、他の元素と結合して有機結合トリチウムとなり
飲料水や呼吸などにより内部被曝を起こす。
トリチウムの半減期は12年だがら、体内に取り込まれば、ずっと
β線を細胞はあびることになる。β線は付近の細胞のDNA遺伝子
に当たり、様々な被害を引き起こすのだ。

 麻生大臣が「飲んでも問題ない」との趣旨を発言したが、
水俣病の排水も過去のそのような発言で強行している。
問題ないなら飲んで安全を確認して欲しい。その水には
トリチウムだけでなく、それ以外の放射性物質が含まれている
ことを知った上で。

 トリチウムを希釈して垂れ流している原発周辺では多くの
病気の発生率が上がっている。トリチウム放出量が多い玄海原発周辺
では白血病が増えているといわれる。壱岐市では「白血病死亡率が
原発稼働後約6倍に増加」と地方紙が取り上げたほどだ。

 次回は「外国が流しているトリチウム水」について述べたいと
思います。

 6/19(土)14時から測定所開設8周年の集いを行います。 この集いの中で「トリチウム汚染水」について専門家による 講演を行う予定です。zoom参加OKです。

 
 

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京都・市民放射能測定所 開設9周年のつどい [イベント紹介]

京都・市民放射能測定所 開設9周年のつどいを紹介します。

【日時】5月23日(日)13時30分開始 16時30分終了予定
【場所】ウイングス京都 第1第2会議室 (ZOOMでの参加も可)
(阪急烏丸駅・京都地下鉄四条駅『20番出口』徒歩5分)

会場でもZOOMでも参加は無料です。
ZOOM参加ご希望の方は、下記(こくちーず)からお申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/sokutei210523/

【内容】
講演①
『福島現地調査報告』
 中田昌さん(さかな二匹測定所)

講演②
『国連科学委員会(UNSCEAR)2020報告は間違っている。
福島甲状腺がんは放射線量に比例して発生している。』
 医療問題研究会・医師

測定所からの報告と会員総会
☆汚染水の海洋放出はなぜ危険か?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

京都・市民放射能測定所をご支援くださっているみなさま。
この5月で当測定所も開設9周年を迎えることになります。
その記念のつどいを開催します。

原発事故はいまだに収束しておらず、放射能汚染も続いています。
しかし、避難区域を解除し、溜まり続ける汚染水を、国は海洋放出することを決定しました。
40年超えの原発さえ再稼働させる動きなど、非常に危険な情勢です。

そのような中で、放射能汚染が続いている事実と、放射線による
健康被害について発信し続けることが、市民の測定所として
果たすべき役割であると考えています。
今回のつどいでは、福島県の現地調査をされた方、
そして小児甲状腺がんを検証し、被ばくの影響を明らかにし
ようとされている医師の方の協力を得て、講演をしていただく
ことになりました。

特に、今年3月に出た「国連科学委員会(UNSCEAR)2020報告」で、
「被曝(ひばく)が健康に直接影響を与える可能性は低い」
「小児の甲状腺がんの増加は、被曝が原因ではない」と
結論づけたことは大間違いであることを、
科学的な根拠をもって反論したいと考えています。

そして、当測定所は福島原発事故によって今も発生し続けている
汚染水を海洋放出することに一貫して反対して
きました。
特に、焦点となっているトリチウムについては、学習会や
講演会で、実害があり、危険であることを繰り返し取
り上げてきました。今回のつどいでも、あらためて
確認したいと考えています。

 つどいはウイングス京都を会場として開催しますが、
同時にインターネットでも参加できます。
ネット参加ご希望の方は、下記(こくちーず)からお申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/sokutei210523/
参加申し込みいただきましたら、確認メールが届きます。
その中にZOOM参加の方法を記載しています。

ご不明点があれば、お問い合わせください。
070-5664-2713(佐藤)
satokazu@wave.plala.or.jp


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