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2021年3月測定結果について [測定結果]

 遅くなりましたが、2021年3月度の測定結果をお知らせします。
まずは一覧表をご覧下さい。

page001.jpg

主な検出例を紹介します。

<3/13三陸のオキアミ>
20210312三陸オキアミ.jpg

 乾燥させたオキアミです。重量補正して4.1Bq/kgでした。
ただ、検体の重量が少ないのであくまで「参考値」ですが、
乾燥させている分、セシウムも多く検出したと思われます。

<3/15岩手わかめ、3/22三陸わかめ>
20210315岩手ワカメ.jpg

20210322三陸刺身ワカメ.jpg

 スペクトルをご覧下さい。BGは同じです。共にCs137(331ch)の
ピーク(赤い縦棒が目印)があるので検出です。両方とも検体の重量が少ないので
あくまで「参考値」ですが、それぞれ重量換算で3.8Bq/kgと1.5Bq/kgと
なりました。徳島のわかめが「存在を確認」(旧表記では「検出限界未満」)
であったことと対照的でした。

 測定一覧表を見る上での細部留意点
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

<再度の告知>
 「測定したいが、新型コロナ禍のため検体を持ち込みにくい」との
お声を頂きましたので、本年4月1日より、会員の皆様に
「宅配・郵送での検体持ち込み」できるように改めましたので、
是非ご利用下さい。メールで「検体とその産地」を明記の上、
必ず事前にお申し込み下さい。連絡お待ちしています。

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