燻製用ウッドチップにご用心 その2 [測定結果]
燻製用ウッドチップにご用心を!と呼びかけてから、
次の製品を測定しました。「サクラのチップ」です。
スペクトル表をご覧下さい。
Cs137(331ch)、Cs134(398ch、302ch)にもピークが
見えます。Cs134がみえるということは、福島原発事故由来の
セシウムです。コンプトン散乱のかさ上げ補正に、重量補正して
7.4 Bq/kg(下限値1.8Bq/kg)ほどになりました。
(注意:測定数値は、毎度申し上げているように絶対的なものでは
ありません。同じ検体を何回測定しても同じ数値になるとは
限りません。測定条件や放射線の出具合にもよるからです。
だから誤差も表示しているのです。しかし、両セシウムのピークが
あることから、Cs137もCs134も明確に存在することを示しています)
次に「ウイスキー」です。よい香りがしましたが。
スペクトル表です。
これは、重量補正して1.1Bq/kg(下限値1.0Bq/kg)ほどです。Cs134のピークは
見えませんので不検出。Cs137が少量ありそうです。
広葉樹ブレンドと比べれば、その15分の1程度。(これも一種のサンプル
調査みたいなものですので、数値は絶対的なものではないです。)
燻製用ウッドチップには汚染木材を使っている可能性が大きいので、
くれぐれもご用心下さい。
次の製品を測定しました。「サクラのチップ」です。
スペクトル表をご覧下さい。
Cs137(331ch)、Cs134(398ch、302ch)にもピークが
見えます。Cs134がみえるということは、福島原発事故由来の
セシウムです。コンプトン散乱のかさ上げ補正に、重量補正して
7.4 Bq/kg(下限値1.8Bq/kg)ほどになりました。
(注意:測定数値は、毎度申し上げているように絶対的なものでは
ありません。同じ検体を何回測定しても同じ数値になるとは
限りません。測定条件や放射線の出具合にもよるからです。
だから誤差も表示しているのです。しかし、両セシウムのピークが
あることから、Cs137もCs134も明確に存在することを示しています)
次に「ウイスキー」です。よい香りがしましたが。
スペクトル表です。
これは、重量補正して1.1Bq/kg(下限値1.0Bq/kg)ほどです。Cs134のピークは
見えませんので不検出。Cs137が少量ありそうです。
広葉樹ブレンドと比べれば、その15分の1程度。(これも一種のサンプル
調査みたいなものですので、数値は絶対的なものではないです。)
燻製用ウッドチップには汚染木材を使っている可能性が大きいので、
くれぐれもご用心下さい。
燻製用ウッドチップにご用心を! [測定結果]
地元のDIYのお店で売られていた「燻製用ウッドチップ」を
測定しました。手軽に燻製をつくることができるので
キャンプ等でも楽しむ人が多い商品。事故後4年目くらいにも
測定したことがありますが、20Bq/kgほどの検出と記憶してます。
10時間測定しました。スペクトル表をご覧下さい。
「国産広葉樹使用」との表示があるだけでどこの産地の木材を使用した
のかは不明です。大気中核実験やチェルノブイリで日本の森林は
それなりに汚染されてきたので、チップからセシウムが出ても
不思議ではありません。(原木椎茸から時々Csが検出されること
あるはその証左)
しかし、このスペクトル表に示したようにこのチップにはCsは137だけ
でなく134のピークがクリアです。原発事故由来のCsであることは明白です。
K40のコンプトン散乱の影響(かさ上げ)を除去し、重量換算すると
allCs濃度は16.6Bq/kgとなりました。念のため、袋に残っているチップを
別に改めて測定したところやはり19Bq/kgほどになりました。
平均すれば、18Bq/kgくらいになります。(これらの数値はセシウム濃度です。
1kgのチップの中に18Bqのセシウムがあることを意味します。)
原発事故8年経過しても森林汚染の現実は隠せません。
他の製品も調べてみることにしました。後日報告します。
燻製用のウッドチップにはくれぐれもご用心下さい!
シンメトリック社5Bq/kg試料測定 [検査機器とそのチェック]
本測定所の検査機器が正しく測定できているかを定期的に
チェックしています。一つは「国立研究開発法人産業技術総合研究所の
『81g、85Bq/kg標準玄米」を測定することです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
もう一つは機器製作会社の「5Bq/kg標準米」を使ったチェックです。
2015年4/1段階で、Cs137が3.89Bq/kg、Cs134が1.11Bq/kg、合計5Bq/kgの
標準米です。Csは経年減衰していきます。
2019年7/4段階の理論値はCs137は3.52Bq/kg、Cs134は0.27Bq/kg、合計3.79Bq/Kgです
チャートをご覧下さい。
Cs137(331ch)、Cs134(302ch、389ch)にもしっかりピークがあります。
K40コンプトン散乱の影響を補正すると、All-Csは3.698≒3.7Bq/Kgと
なりました。念のため7/2、3にも測定しましたが、3.7~3.8Bq/Kgでした。
2つのセシウムもK40もピークをしっかり捉えています。
8月もドンドン測定します。
チェックしています。一つは「国立研究開発法人産業技術総合研究所の
『81g、85Bq/kg標準玄米」を測定することです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
もう一つは機器製作会社の「5Bq/kg標準米」を使ったチェックです。
2015年4/1段階で、Cs137が3.89Bq/kg、Cs134が1.11Bq/kg、合計5Bq/kgの
標準米です。Csは経年減衰していきます。
2019年7/4段階の理論値はCs137は3.52Bq/kg、Cs134は0.27Bq/kg、合計3.79Bq/Kgです
チャートをご覧下さい。
Cs137(331ch)、Cs134(302ch、389ch)にもしっかりピークがあります。
K40コンプトン散乱の影響を補正すると、All-Csは3.698≒3.7Bq/Kgと
なりました。念のため7/2、3にも測定しましたが、3.7~3.8Bq/Kgでした。
2つのセシウムもK40もピークをしっかり捉えています。
8月もドンドン測定します。
7/20シンポジウム「福島原発事故は本当に甲状腺がんと無関係か―評価部会報告批判」の決議文 [ニュース]
7/21(日)食は命-測って安心 学習会at茨木 [イベント紹介]
直前の案内ですいません。
放射能内部被曝を防ぐため、当測定所では、どんな小さな
集まりでもボランティアで食べ物の放射能測定の話を
させてもらっています。
7/21(日)午前10時~12時、茨木福祉文化会館201号室で、
開かれる「茨木放射能から子どもを守る会」の学習会に
招請されました。
以下は、会の呼びかけです:
原発事故から8年ですが汚染は続いています。
一方当時の恐怖はだんだん薄れ、内部被曝の危険性への関心も
薄れてきています。今一度初心に帰って、食の安全とは、測定所の
役割とはを考えてみましょう。よろしくお願いいたします。
放射能内部被曝を防ぐため、当測定所では、どんな小さな
集まりでもボランティアで食べ物の放射能測定の話を
させてもらっています。
7/21(日)午前10時~12時、茨木福祉文化会館201号室で、
開かれる「茨木放射能から子どもを守る会」の学習会に
招請されました。
以下は、会の呼びかけです:
原発事故から8年ですが汚染は続いています。
一方当時の恐怖はだんだん薄れ、内部被曝の危険性への関心も
薄れてきています。今一度初心に帰って、食の安全とは、測定所の
役割とはを考えてみましょう。よろしくお願いいたします。
7/20(日)シンポジウム 福島原発事故は本当に甲状腺がんと無関係か―評価部会報告批判 [イベント紹介]
+++++++++++++++
シンポジウム
福島原発事故は本当に甲状腺がんと無関係か―評価部会報告批判
+++++++++++++++++++++++
●7月20日(土) 13:30 ~16:30
●こどもみらい館 第1研修室B(地下鉄丸太町駅下車徒歩5分)
●参加費 500円
●よびかけ
福島県の甲状腺検査評価部会は、6月3日、あれこれの理由を
並べて、原発事故と小児甲状腺がんとの関連を認めないとする
中間報告を発表しました。さまざまな角度からこれを検討し
批判するため本シンポジウムを企画しました。ぜひご参加ください。
●シンポジスト (五十音順)
大倉 弘之 さん (京都工芸繊維大学名誉教授)
「原発事故による放射能の影響を否定することはできない」
宗川 吉汪 さん (科学者会議京都支部原発問題研究会)
「原発事故の核心は放射能被ばくへの恐怖である」
福島 敦子 さん (原発賠償京都訴訟原告団共同代表)
「首都圏河川底質中の放射性セシウムの挙動解析」
山田 耕作 さん (京都大学名誉教授)
「小児甲状腺がんの発症率の地域差は被曝線量に比例する」
渡辺 悦司 さん (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)
「福島事故ヨウ素131放出量―政府推計の9~17倍」
●司会 奥森 祥陽 さん(京都・市民放射能測定所代表)
【主催】シンポジウム実行委員会
(連絡先)日本科学者会議京都支部 075-256ー3132
京都・市民放射能測定所 090-8232-1664
シンポジウム
福島原発事故は本当に甲状腺がんと無関係か―評価部会報告批判
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●7月20日(土) 13:30 ~16:30
●こどもみらい館 第1研修室B(地下鉄丸太町駅下車徒歩5分)
●参加費 500円
●よびかけ
福島県の甲状腺検査評価部会は、6月3日、あれこれの理由を
並べて、原発事故と小児甲状腺がんとの関連を認めないとする
中間報告を発表しました。さまざまな角度からこれを検討し
批判するため本シンポジウムを企画しました。ぜひご参加ください。
●シンポジスト (五十音順)
大倉 弘之 さん (京都工芸繊維大学名誉教授)
「原発事故による放射能の影響を否定することはできない」
宗川 吉汪 さん (科学者会議京都支部原発問題研究会)
「原発事故の核心は放射能被ばくへの恐怖である」
福島 敦子 さん (原発賠償京都訴訟原告団共同代表)
「首都圏河川底質中の放射性セシウムの挙動解析」
山田 耕作 さん (京都大学名誉教授)
「小児甲状腺がんの発症率の地域差は被曝線量に比例する」
渡辺 悦司 さん (市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)
「福島事故ヨウ素131放出量―政府推計の9~17倍」
●司会 奥森 祥陽 さん(京都・市民放射能測定所代表)
【主催】シンポジウム実行委員会
(連絡先)日本科学者会議京都支部 075-256ー3132
京都・市民放射能測定所 090-8232-1664
2019年6月の測定結果について [測定結果]
6月の測定結果をお知らせします。
殆どは不検出か検出限界未満でした。
主な検出例を紹介します。
<8/11千葉の生いわし>
関西のスーパーで売られていたもの。
Cs137(331ch)にピークがあるので、検出です。
K40補正を行い、all-Csが1.1Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)となりました。
<6/16茨城のスイートポテト>
これも大阪のスーパーで売られていた。
Cs137(331ch)にピークあります。検出です。
測って、その食品が安全か否かを是非確かめて下さい。
当測定所は、会員1品500円で測定しています。この
価格で維持できているのは、スタッフが完全手弁当で
運営しているからです。
次回無料測定会は7/23(火)10時~12時です。
どうぞ、ご参加下さい。
殆どは不検出か検出限界未満でした。
主な検出例を紹介します。
<8/11千葉の生いわし>
関西のスーパーで売られていたもの。
Cs137(331ch)にピークがあるので、検出です。
K40補正を行い、all-Csが1.1Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)となりました。
<6/16茨城のスイートポテト>
これも大阪のスーパーで売られていた。
Cs137(331ch)にピークあります。検出です。
測って、その食品が安全か否かを是非確かめて下さい。
当測定所は、会員1品500円で測定しています。この
価格で維持できているのは、スタッフが完全手弁当で
運営しているからです。
次回無料測定会は7/23(火)10時~12時です。
どうぞ、ご参加下さい。
京都やましろ保養の家 運営開始 [ニュース]
ブログでも紹介しました「京都やましろ保養の家」が完成し、
7/1より運用を開始したとの連絡ありました。
以下、メール紹介
6月29日の見学会&開設記念のつどいには、京都府外からの
参加もあり充実した集いとなりました。
さっそく1家族から1週間の利用申し込みがありました。
うれしい限りです。
保養の家の利用案内、利用申込書等について、ウェブサイトに
掲載しましたのでお知らせします。
http://fukushimakyoto.namaste.jp/hoyou_no_ie.html
ぜひ、多くの方に広めてください。
また、引き続き、保養の家の運営を支えるカンパも
募集していますので、よろしくお願いします。
以上、紹介です。
7/1より運用を開始したとの連絡ありました。
以下、メール紹介
6月29日の見学会&開設記念のつどいには、京都府外からの
参加もあり充実した集いとなりました。
さっそく1家族から1週間の利用申し込みがありました。
うれしい限りです。
保養の家の利用案内、利用申込書等について、ウェブサイトに
掲載しましたのでお知らせします。
http://fukushimakyoto.namaste.jp/hoyou_no_ie.html
ぜひ、多くの方に広めてください。
また、引き続き、保養の家の運営を支えるカンパも
募集していますので、よろしくお願いします。
以上、紹介です。