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燻製用ウッドチップにご用心を! [測定結果]

20190726_102437.jpg

 地元のDIYのお店で売られていた「燻製用ウッドチップ」を
測定しました。手軽に燻製をつくることができるので
キャンプ等でも楽しむ人が多い商品。事故後4年目くらいにも
測定したことがありますが、20Bq/kgほどの検出と記憶してます。

 10時間測定しました。スペクトル表をご覧下さい。
20190718ウッドチップその1(広葉樹ブレンド).jpg

 「国産広葉樹使用」との表示があるだけでどこの産地の木材を使用した
のかは不明です。大気中核実験やチェルノブイリで日本の森林は
それなりに汚染されてきたので、チップからセシウムが出ても
不思議ではありません。(原木椎茸から時々Csが検出されること
あるはその証左)
 しかし、このスペクトル表に示したようにこのチップにはCsは137だけ
でなく134のピークがクリアです。原発事故由来のCsであることは明白です。
K40のコンプトン散乱の影響(かさ上げ)を除去し、重量換算すると
allCs濃度は16.6Bq/kgとなりました。念のため、袋に残っているチップを
別に改めて測定したところやはり19Bq/kgほどになりました。
平均すれば、18Bq/kgくらいになります。(これらの数値はセシウム濃度です。
1kgのチップの中に18Bqのセシウムがあることを意味します。)

 原発事故8年経過しても森林汚染の現実は隠せません。
他の製品も調べてみることにしました。後日報告します。
燻製用のウッドチップにはくれぐれもご用心下さい!

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