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2020年10月の測定結果 [測定結果]

 少し遅くなりましたが、10月の測定結果の報告です。
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 殆どが検出限界未満か不検出でした。

<10/9福島の椎茸>
 「菌床」との説明があります。スペクトル表をご覧下さい。

20201009福島菌床椎茸.jpg
 Cs134(398ch 写真の赤い縦棒で示しています)にも
未だにピークが見えます。K40のコンプトン散乱の影響と
重量補正を行った結果allCsで2.5Bq/kgとなりました。
原木椎茸ならもう少し多めに出ていたかも知れません。

 秋は「キノコ」シーズンです。野生のキノコを収穫して
ネットで販売している例がありますが、山には多くの
放射性物質が降り注ぎ、今なお汚染状態は続いて
います。(何しろCs137の半減期は30年です)
そんな中での「野生キノコ」は食品基準である100Bq/kgを
軽く越えるものが販売されているようです。
くれぐれもお気をつけ下さい。

※註1いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく、濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

 11月の無料測定会は11/24(火)10時からです。
お一人1品を無料測定いたします。検体320gを
ご用意の上、測定所までご予約下さい。

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