SSブログ

2020年9月の測定結果について [測定結果]

 2020年9月度の測定結果をお知らせします。
page001.jpg

<9/10、16、17愛知のスモークチップ>
 既にブログで報告済みです。
 こちらをご覧下さい。

<9/15の茨城のワカサギ>
 既にブログで報告済みです。
 こちらをご覧下さい。
 このワカサギのスペクトル表を再掲します。
20200915茨城ワカサギ.jpg

<9/27滋賀のワカサギ>
 これと比較するために検出限界未満だった
滋賀のワカサギにスペクトルを見て下さい。
20200927滋賀ワカサギ その1.jpg
 数値は1.1Bq/kgとなっており、Cs137には
小さなピークはありますが、妨害核種もセシウムと誤検出
しており、またK40のコンプトン散乱の影響を補正しても
「検出限界未満」と見た方が適切です。下限値1.8Bq/kg。

 しかし、2つのスペクトル、特に「青色部分の山」 比べて見て下さい。汚染度の違いが一目瞭然です。

<9/14茨城の白菜>
20200914茨城白菜.jpg
 K40のコンプトン散乱の影響を補正して1.3Bq/kg
(下限値0.6Bq/kg)

<9/28群馬のキャベツ>
20200928群馬キャベツ.jpg
 Cs137のピークがあります。K40のコンプトン散乱の影響と
重量補正をして0.7Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)でした。

<9/25福島の桃>
 具体的産地はわかりません。測定したこの桃には
セシウムのピークは見当たらず、不検出です。

※註1いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく、濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

 10月の無料測定会は10/27(火)10時からです。
お一人1品を無料測定いたします。検体320gを
ご用意の上、測定所までご予約下さい。


nice!(0)  コメント(0)