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2020年5月の測定結果について [測定結果]

 5月(一部4月含む)の測定結果をお知らせします。
一覧表をご覧下さい。

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<4/27京都煎茶>
20200427京都煎茶.jpg
 京都産とのことでしたが、わずかですが検出。
コンプトン散乱補正と重量補正の結果、2.1Bq/kg。
但し、これを普通に抽出すると予想通り
「検出限界未満」となりました。

<5/1栃木生タケノコ>
20200501栃木生タケノコ.jpg
 これもわずかにセシウムがありそうです。
コンプトン散乱補正、重量補正して1.4Bq/kg。
 このタケノコを湯がいたものが、4/30の
タケノコです。予想通り減少しました。

<5/15産地不明のほうじ茶>
20200515茶葉産地不明ほうじ茶.jpg
 茶葉の産地が不明。写真中の赤い縦棒がCs137の
ピーク(331ch)を示しています。
コンプトン散乱補正、重量補正して4.3Bq/kgと
なりました。

 <5/2高知の藁焼きカツオ><宮城の牛糞>は
Cs137のピークが存在するので検出としましたが、
殆ど下限値に近い値でした。

※いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものではありません。
放射線の出具合も同じではないし、測定環境にも左右される
からです。
使用している測定器の6面(3㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、その
根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。

※この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

 当測定所はこの6月に開設7周年を迎えます。
今年の記念の集いはコロナ禍のことも考慮し、ZOOMで 集いを行います。  日時は6/14(日)14時~16時。 記念講演は、「内部被ばくを考える市民研究会」 代表の川根眞也さんです。ZOOMによる視聴方法などは
改めてお知らせします。




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