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宮城県放射能汚染廃棄物焼却 [8000Bq以下放射性廃棄物処理問題]

 宮城県は現在、事故以降暫定保管されていたセシウム1キロ当たり
8000ベクレル以下の汚染廃棄物を試験焼却していて、一時線量が
高くなった。新聞報道です。

新聞記事中に「測定機器の故障」と表現がありますが、
それは、次の環境省発表の情報によるようです。
http://www.env.go.jp/press/105371.html
コメントをいただいた方から教えて頂きました。


仙南・試験焼却、一部の空間線量が一時基準値超す 機器故障か
河北新報 2018年3月30日

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された
国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の
廃棄物を巡り、試験焼却が行われている仙南クリーンセンター
(角田市)近くのモニタリングポストで29日、空間線量が
一時、基準値(1時間当たり0.23マイクロシーベルト)を
超えた。機器の故障の可能性があるという。
 センターから約300メートル離れたモニタリングポストで
午前中、0.6マイクロシーベルトを計測した。
試験焼却を実施する仙南地域広域行政事務組合が同じ地点で
計測すると基準値以下だった。他のモニタリングポスト9カ所
でも基準値を下回った。
 試験焼却全6工程のうち1工程目が20~24日に実施され、
25日以降は汚染廃棄物を燃やしていなかった。
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3/24(土)「いのちはたからもの」川根眞也先生と井上玲さんのお話会 in大阪 [イベント紹介]

 少し紹介が遅くなりましたが、次のイベントを紹介します。

いのちはたからもの」川根眞也先生と井上玲さんのお話会 in大阪
 311から七年が過ぎましたが、「こどもたちを 命を守ってほしい」という私達市民の
願いとは逆方向に進んでいます。

◇東京電力 福島第一原発事故から7年。政府と福島県、各自治体は、原発20km圏内や飯
舘村など高放射能汚染地帯の避難指示解除をして、住民を帰還させています。それは「
年間50ミリシーベルト以下になることが確実」な地域です。東京では年間1ミリなのに
、なぜ福島では50ミリなのでしょうか?福島からの「自主避難者」(年間5ミリ相当)
への住宅支援が打ち切られ、小児甲状腺がんの検査も「過剰診断である」と縮小されて
います。20歳以上の青年の超音波検査は2年に1度から5年に一度に変更されました(201
6年4月~)。◇福島県内の「自主避難者」でもない、東北・関東地方からの避難者は、
どの都県から何人の避難者がいるのかの統計すらなく、住宅支援もありません。東北・
関東地方からの避難者に、いま、健康被害が現れつつあります。

現役の中学理科教師・大病院の薬剤師というそれぞれのお立場から、真剣にこの問題に
向き合ってこられたお二人に 今何が起きているのか、お話いただきます。その後、会
場からの質問にもお答えいただきます。私たちが今何がするべきか、考え話し合うきっ
かけになればと願って企画しました。

井上玲さん (2013年まで東京の癌の連携拠点病院の薬剤師で化学療法と院内製剤の責任
者) には、 今起きている健康被害の状況と身を守る方法について、お話ししていただ
きます。
川根眞也先生(埼玉の公立中学理科教員。内部被ばくを考える市民研究会代表)には、東
京電力 福島第一原発の現状と放射能汚染、被ばくから身を守るにはどうすればいいの
か、七年間の集大成をまとめた冊子を元に話していただきます。

【日時】 2018年3月24(土)16:00~19:00(開場15:45)
川根先生と井上玲さんより、それぞれ一時間お話いただいたあと、参加者からの質疑に
答えていただく予定です。

【ところ】高槻市立クロスパル高槻 第二会議室
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/m/kakuka/shimin/
shiminko/gyomuannai/sogoshi
minsenta.html

大阪府高槻市紺屋町1-2
高槻駅から徒歩約1分

【参加費】
一般 900円
会員・避難者 500円
小中高大・専門学校生 無料

定員 35名 (申込必要)先着順申込。預かりの保育はありませんが、同伴は可です。
お子さん同伴の方は申込時に「子ども同伴」とお書き下さい。保育マットを用意します


申し込み先 inochitakara@gmail.com

【主催】内部被ばくを考える市民研究会・関西
【共催】つながろうフクシマつながろう避難者の会
避難者の会@関西
【協力】内部被ばくを考える市民研究会
http://www.radiationexposuresociety.com/archives/8302
災害避難者の人権ネットワーク

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3/21(水・祝)京都・市民放射能測定所主催イベント紹介 [イベント紹介]

 京都・市民放射能測定所が3/21に次のようなイベントを
企画しているので紹介します。
 
放射能を気にしなければ、しあわせになれるのか? 「しあわせになるための『福島差別』論」を批判する!  (かもがわ出版、2018年1月刊行)

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●日時 2018年3月21日(水・祝)13:30開始
●場所 こどもみらい館(研修室1A・60席)
   地下鉄:丸太町駅から徒歩3分(5番出口)
   市バス:烏丸丸太町下車徒歩3分
●参加費 会員・避難者700円、一般1,000円

 みなさんは1月に出版された「しあわせになるための
『福島差別』論」をご存じでしょうか?この本は、福島
原発事故による放射線被ばくの影響を一貫して否定して
います。「福島産の食品を摂取しても内部被曝は低く
抑えられている」「被ばくによる健康被害はない」と述べ、
除染目標1ミリシーベルト基準の緩和や米の全量検査
からサンプル検査への移行、県民健康調査の縮小を主張
しています。この本は、昨年12月に復興庁が発表した
「風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略」に
呼応し、一般的には御用学者とはみられていない学者・
文化人を取り込み、放射能安全神話を「下から」作り出
そうとするものといえます。

 私たちは、この本の主張を社会科学、自然科学の両面
から正しく批判し、福島原発事故がもたらした被害と
向き合っていきたいと考え、下記のとおり講演のつどいを
開催することにしました。ぜひ、ご参加ください。

★ ☆ プログラム(予定) ☆ ★
13:10 開場
13:30 開会あいさつ
13:40 講演1 放射能被害を人権の観点から考える
    講師 中里見博さん(大阪電気通信大学教員)
14:20 講演2 復興庁の「風評払拭・リスクコミュニケーション
  強化戦略」と呼応する「しあわせになるための『福島差別』論」批判
    講師 山田耕作さん(京都大学名誉教授)
15:00 休憩
15:15 測定所からカンパの訴え
15:20 講演3 福島甲状腺がんの被ばく発症
    講師  宗川吉汪さん(日本科学者会議京都支部代表幹事)
16:10 全体討論(35分)
16:45 終了

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(主催)京都・市民放射能測定所

〒612-0066 京都市伏見区桃山羽柴長吉中町55-1コーポ桃山105号
 TEL/FAX 075-622-9870
 E-mail:shimin_sokutei@yahoo.co.jp
 http://nukecheck.namaste.jp/
 http://crmskyoto.exblog.jp/

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『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている 三田医師の論文 [ニュース]

「『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている」との
三田茂医師の新論考を渡辺悦司 氏(市民と科学者の内部被曝
問題研究会)が、紹介している。

 第2次大戦後、ヒロシマ・ナガサキのヒバクシャには
「疲れやすい」「記憶力が衰えた」「やる気が出ない」
「集中力が続かない」等の症状が多く見られた。
都築正男東大名誉教授は「慢性原子爆弾症の後障碍」、
肥田舜太郎医師は「原爆ぶらぶら 病」と記載した。

 この症状が、今、多くの日本人に見られるというのが
三田茂医師の見立てなのだ。

 少し長くなりますが、紹介します。



『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている
  三田医院 三田茂  http://mitaiin.com/?page_id=10

 2011年3月11日の東日本大震災に引き続く東京電力福島
第一原子力発電所の爆発により、福島はもちろん東日本は
広範囲に放射能汚染された。東京都で開業医をしていた私は、
当院患者さんたちの体調の変化に気付き、首都圏住民を
中心に約4000人の検査、診療を行ってきた。

1.2011年から2016年
 私の患者さんたちは、放射能回避の意識の強い人たちなので
現在まで重症の疾病の発生は目立たない。
 しかし、異常な鼻血、皮下出血(アザ)、リンパ節の腫れ、
下痢、喘息副鼻腔炎などの呼吸器疾患の多発、難治化、ケガ、
キズ、皮層炎の治りの悪さ等が気になった。
 本来小児特有の病気である手足口病やヘルパンギーナが
成人にも多く見られたり、主に高齢者の病気である帯状疱疹が
小児にも多く見られたり、他の性病は減少傾向なのに梅毒のみが
激増したりしていることは統計からも明らかで、注目すべき
変化である。
 私は国の定める電離放射線検診に準じた血液検査を、乳幼児
から老人、約4000人の受診者に施行してきた。
 小児、特に乳幼児に顕著だった白血球減少は、2012年までの
1年間はホットスポットとして知られる東京東部から東葛エリアで
目立ったが、その後は西部の武蔵野エリアにも広がり、今や
首都圏はどこでも同じとなってしまった。
 巷では、主に福島の甲状腺癌の話題ばかりが取りざたされるが、
そのことのみを論じていては全く不足である。
 白血球の減少、白血球像の変化、諸々の自覚症状、感染症の
プロフィールの変化、疾病の進行の様子の変化、診断がつき
にくく治療の反応が悪くなってきていることなどを分析、
議論すべきである。
 私の観察によれば、東京首都圏居住者の健康被害は明らかで
あり、福島県の汚染の少ない地域や北関東の住民のそれよりも
むしろ深刻である。

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