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2022年6月の測定結果 [測定結果]

 6月の測定結果をお知らせします。一覧表をご覧下さい。

202206.jpg

<6/25福島の蕎麦>
 産地も製造も福島県の表記あります。Cs137の小さなピークは
ありましたが、「存在を確認」(検出限界未満)でした。下限値は
0.8Bq/kg。どんな食品も測定してから判断するのが大切ですね。
 私どもは、常日頃より次の指摘を行ってきました。
「原発事故以降、少なからず放射性物質が食品の中に存在するが、
毎日1Bq/kg以上の放射性物質を摂取すると、身体に異変が起きる。
これが、チェルノブイリ事故の教訓だ」と。 

<6/4コンビニのおにぎり>

20220604コンビニおにぎり.jpg

 米の産地不明。大阪の某コンビニで販売されていた白米おにぎりの
測定を依頼されました。Cs137のピーク(331ch)あります。K40の
コンプトン散乱の補正して1.2Bq/kgとなりました。

<6/6徳島の生椎茸>
 菌床栽培とあります。残念ながらセシウムのピークがあります。
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正で2.7Bq/kgとなりました。
 産地に関わらず、他の測定所や生協関係でも椎茸からはかなりの
頻度で検出されています。原木か菌床の違いなく、これまでの
放射性物質の拡散の中で森林そのものが汚染されていること、
椎茸の木からのセシウム移行率そのものが高いことに原因あると
思います。

 他にも岩手の「瓶詰めウニ」は念を入れて3回測定、茨城の小松菜は
2回測定しました。検出です。

 <測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

 






 
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