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2016年5月測定結果について [測定結果]

 5月測定一覧のアップが遅れてすいません。
6/5の3周年イベントの後始末に追われていました。

page002.jpg

 今月は、志賀高原によくキャンプに行かれる
会員さんから土やクマザサの検査依頼が
ありました。

<5/17山の土>
20160517sigakougen-yamatuti.jpg

 民宿近くの山の土です。
これくらいのセシウムがあると、Cs134とCs137の
比率も正確になります。トータル7.4Bq/kgと
なりました。<5/19の道路脇の土>は民宿へ
通じる道路そばの土です。山の土と
ほぼ同じ結果となりました。

<5/17熊笹>
20160517kumazasa.jpg

 民宿そばに自生する熊笹です。
セシウムはトータルで1.3Bq/kg、乾燥されていて
重量が少ないので、下限値は5.8Bq/kgですが、
重量補正して12.6Bq/kgとなりました。

 福島原発事故で放出された放射性物質は
近隣の都県に降り注ぎました。Cs134は
半減期2年ですが、Cs137の半減期は30年です
から、否応なしにセシウムに「つきあわされる」
ことになります。くれぐれもご注意を!

 ちなみに5/18の「志賀高原の沼の水」ですが、
依頼者は「水も汚染されているかもしれない」と
思われて測定依頼をされました。
 水そのものからはセシウムは検出されませんでした。
仮にセシウムが水中にあったとしても、濃度が
低いからでしょう。詳しく調べるには、
イオン交換器を使って濃度を高めてから
測定しなければなりません。大量の水と時間が
必要です。そこで、一つの方向としてこんな
方策も考えられます。志賀高原に降り注いだセシウムは
沼では底に沈殿しているものと考えられます。あまり
余り薦めることはできませんが、底の表面を
削るようにして検体を捕ってもらえれば
沼に沈殿したセシウムの量もわかるのではないかと
思います。
<5/19、20の西洋アブラナ>
 昨年は数ベクレルを検出しましたが、今年は
不検出となりました。スタッフ一同少し安心。

<5/25和歌山のイサキ>
 和歌山の白浜で実際に釣り人が釣ったもの。1.1Bq/kg
を検出しました。熊野灘の魚といっても
必ずしも安心はできないということでしょう。

 食材を検査して、食べるか食べないかを
決めましょう。そのために、当測定所は
会員1品500円で測定しています。
 なぜこんな料金でやれるの?とよく尋ねられます。
私たちは、自分たちだけでなく、子どもや孫の
世代を放射能、内部被曝から守ることを目的に
器械を購入し、ボランティアで運営している
からです。

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