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2016年1月の測定結果について [測定結果]

 2016年1月の測定結果をお知らせします。

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 特徴的な事例を説明します。

<1/6エアコンフィルター>
20160106airconfilter.jpg

 依頼者が原発事故~2013年夏まで千葉県K市で
使用していた自家用車のエアコンフィルターです。
 千葉の汚染のすさまじさを垣間見る思いです。
 原発事故由来のいわゆる「セシウム3兄弟」が
はっきりと示されています。Cs134とCs 137の
バランスも正確です。
 重量補正して159.8Bq/kgとなりました。依頼者が
セシウムに汚染された空気を吸っていたかと
思うと胸が痛みます。

<1/18北海道鹿肉>
 依頼者も驚く結果となりました。少なくともCs137の
ピークが明確です。これも重量補正して8.3Bq/kgと
なりました。北海道はチェルノブイリと緯度が同じくらい
ということもあり、日本国内では最もその
影響を受けた所といわれます。鹿は草や木の皮などを
食します。汚染されたものを蓄積した可能性が
あると思います。

<1/30北海道の2015年白米>
 安心してよい事例を報告します。チェルノブイリの
影響を最も受けている北海道ですが、お米となると
地中のセシウムは必ずしもすべてがお米にいくわけでは
ありません。スペクトル表を見てもすべてがマイナス
であり、Cs137,Cs134のピークも全くないことが
明らかです。お米はしっかり精米してしっかり
研ぐことでセシウム除去しましょう。
 最後に<1/22シンメトリック5Bq試料について
 このブログを見ておられる皆様へ。
「偉そうなことを書いているいるが、本当に
ちゃんと放射能測定できているのか?」とお思いの方も
おられるとと思います。

 当測定所では、測定器の正確性を担保するために
当測定器であるZipを制作したシンメトリック社の
提供する「5Bq試料」を定期的に測定し、機器の
測定力をチェックしています。

 シンメトリック社提供の「5Bq試料」は
2015年4/1段階で「Cs137が3.89Bq、Cs134が1.11Bq、
合計5Bq」というものです。

 両Csとも放射線を出して崩壊していきます。
(半減期はそれぞれ30年と2年です)
2016年1/22段階では、2015年4/1から297日経過して
います。その時点でのCs量は理論値では、
Cs137が3.81Bq、Cs134が0.84Bqで、合計4.65Bqです。

20160122sinme5Bq.jpg

 この写真が2016年1/22段階での測定結果です。
理論値とは少し違いがあるものの、ほとんど微細な
誤差です。Cs総量は4.6Bqで全く正確な数値をたたき出して
います。
 結論:私たちはシンメトリック社の測定機器を 使った「1品10時間測定で1Bqまで測定」に少なからず自信を 持っていることをここに表明します。


 どんなものでも測ってみて安全か危険かを判断しよう!

 

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