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茨城県産玄米(平成27年新米)からセシウム検出! [測定結果]

 12月上旬に茨城県産のうるち玄米の検査をしました。
その結果を報告します。依頼された方は、念のためと思い
検査を依頼されました。
 規定通りに320gを10時間測定しました。
その結果が次のスペクトル表です。

20151204茨城玄米.jpg

 Cs134は3.1Bq/kg、Cs137は10.9Bq/kg、合計14.0Bq/kgです。
下限値は0.9Bq/kg未満。福島原発事故由来のいわゆる
「セシウム3兄弟」のピークが恐ろしいくらいはっきりと
出ています。これまで玄米を数多く測定しましたが、これほど
明確にセシウムを検出した例は初めてです。
このお米を毎日3食摂ったとしたら・・・と考えると
正直「怖い」です。

 産地は福島原発から直線にして約160㎞の霞ヶ浦の湖畔の
小都市です。茨城ではわりと事故の影響は小さいと言われて
いる所ですが、この値を検出するとは本当に驚きです。
関東方面には原発爆発後に大量の放射性物質が
降り注ぎました。関東各地には高度に汚染された地域が
ありますが、その一つかもしれません。

 このお米の生産者は、ご自分の水田が放射性物質に汚染
されていることを知らないのかもしれません。

 こうした汚染米を検査するたびに思います。
政府の「食料100Bq、水10Bq」基準がいかに犯罪的か
ということを!

 お米やお水は毎日摂るものです。毎日摂るものは
しっかりと検査して「安全・安心」を確保したいものです。

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