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福島県川俣町の「除染後の土」測定結果 [測定結果]

 本測定所とは別の場所で汚染地の土壌計測を
受託しているスタッフのひとりに東北の土壌計測の
依頼があり、近く避難指示解除が決められようと
している福島県川俣町の「除染後の土壌」が
含まれていた。その測定結果について
以下、報告したい。

 試料は除染された場所の庭の土、土壌試料の
重量は125g、やや湿っているが砂質土壌で、袋の
上からガイガーをあてると0.02μSv/hだけ上昇する。

 これだけ変化があるとかなり高濃度試料であり、
高槻・市民放射能測定所のiFKR-ZIPで1時間もあれば
正確に測定できると判断して測定所に試料を持ち込んだ。

山木屋1 1.jpeg

 図に示すように、計測値はオールCsで870Bq/kgであった。
定格重量は320gなので重量補正を行うと
2200Bq/kgとなる。

 帰還をさせるということはこれだけの放射能の上で
走り回り、転げ回り、粉塵入りの空気を吸い、
放射能にまみれて暮らせということになる。

 汚染の実態は土壌のベクレルを測ること、
グロスでも良いからα線、β線核種の存在を確認することが
必須である。ちなみに、簡易計測器であるが、この土壌の
グロスαは0.003Bq/cm2、グロスβは0.037Bq/cm2であった。

 目眩ましのシーベルトにいつまでもこだわっていては
滅びの道を進むことになる。(T)

参考:http://aoitombo.s100.xrea.com/jutakusokutei.html


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