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2022年10月の測定結果 [測定結果]

 10月の測定結果です。一覧をご覧下さい。
2022.10.jpg

 最近、検体を乾燥・粉末に処理することで、これまで、
同じような検体でも「存在を確認」(検出限界未満)レベルでしか
判断できなかったものが、数値も出てくるようになってきました。
10/8の千葉里芋、10/24の茨城キャベツが代表例。

 そんな中で、これまで数ベクレル検出することもあった茨城の
サツマイモは、乾燥粉末にすることで、より正確に測ることが
できました。スペクトルをご覧下さい。
20221018茨城さつまいも.jpg

 Cs137(331ch)のピーク(赤い縦棒)が明瞭に出ています。
K40のコンプトン散乱の補正して5.2Bq/kgとなりました。

11月の無料測定会は11/25(金)10時からです。

 <測定一覧表を見る上での留意点>
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

 











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