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2022年8月と9月の測定結果 [測定結果]

 遅くなりましたが、8月と9月の測定結果をお知らせします。
一覧をご覧下さい。

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 主な検出例を報告します。

<8/20新潟マイタケ>
20220821新潟マイタケ.jpg
 Cs137のピーク(331ch)から見ても確実にセシウムが
存在しています。K40のコンプトン散乱の補正して、2.1Bq/kgと
なりました。※念のため2回測定しての平均値。

<8/22秋田のだだちゃ豆>
20220822山形だだちゃ豆.jpg

 これもCs137のピーク(331ch)の形からして
確実のセシウムが存在しています。K40のコンプトン散乱の補正と
重量補正して1.5Bq/kgとなりました。これも念のため2回測定しての
平均値です。

<9/10福島のキュウリ>
20220910福島キュウリ.jpg
 1.2kgのキュウリを刻んだ上に乾燥させ、70gの検体を
作り測定しました。これまで何回か測定して「検出限界未満」で
あった福島キュウリですが、今回はセシウムの姿をしっかりと
捉えることができました。
 K40のコンプトン散乱の補正と重量補正して、3.3Bq/kg。

<9/24茨城のサツマイモ>
20220926茨城さつまいも.jpg
 これも1.0kgのサツマイモをスライスして乾燥
させて、320gの検体を作り2回測定。数値は平均値。
 K40のコンプトン散乱の補正をして、2.7Bq/kgと
なりました。

 <測定一覧表を見る上での留意点>

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ2㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。
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