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2021年5月・6月測定結果について [測定結果]

 5月はGW閉所などもあり、測定数が少なかったので、6月分と一緒に報告します。
202105-06.jpg
 主な検出例を2点紹介します。
<5/8岩手の湯通しワカメ>
20210508岩手湯通しワカメ.jpg
 Cs137のピーク(331ch)が見えます。重量換算して2.2Bq/kgです。重量が定格320gに達していないので
あくまで参考値とした方が良いです。ただし、湯通ししているのでワカメのセシウムがお湯に溶かされている可能性も否定できません。
<6/20千葉柏市の公園の土>
20210620千葉・柏市の公園の土.jpg

 千葉県柏市内公園にある樹木下の表土です。Cs137のピーク(331ch)が明瞭です。測定開始して、すぐにピークは出てくるほどの汚染土壌です。
 ご存じのように柏市は原発事故後の放射性物質が多く降った所謂「ホットスポット」があちこちにありました。
 公園の土を触った手で口にセシウムに入れてしまうとか、粉じんに紛れたセシウムを呼吸で肺に取り込む内部被曝に充分お気をつけ頂きたいと思います。
 測定一覧表を見る上での留意点
※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものではありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量ではなく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので念のため)
※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。
※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表をつけて結果をお知らせしています。
※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

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