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2021年1月の測定結果 [測定結果]

 2021年1月の測定結果をお知らせします。
2021年1月.jpg

 2020年12月から、「検出限界未満」は「存在を確認」、 「不検出」は「存在は未確認」と表記しています。

<1/19、20茨城の菊芋>
 皮だけを測定したものです。

20210120菊芋皮のみ.jpg

 Cs137(331ch)にピークがあります。K40のコンプトン散乱と
重量補正して2.4Bq/kgとなりました。しかし、
皮を取り除いた可食部だけだと0.9Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)
です。この菊芋が採れた土壌を測りたい(セシウムの
移行係数がわかる)ところですが、残念ながら
土壌の持ち込みはありませんでした。

<茨城土付きのゴボウ>
20210129茨城土付きゴボウ.jpg

 Cs137(331ch)にピークがあります。K40のコンプトン散乱と
重量補正の結果、1.6Bq/kgとなりました。
土をよく洗い落とし、皮をそぎ落とせば、
検出限界未満くらいの数値になるものと
思われます。

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

 2月の無料測定会は2/23(火・祝)10時から行います。
皆さまのご参加をお待ちしております。
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