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2014年12月測定結果一覧 [測定結果]

 少し遅くなりましたが、12月度の測定結果を
お知らせします。

201412sokutei-itiran.jpg

 ちなみに、平成26年1月~12月までの
測定数は402検体でした。

 12月の測定で特にお知らせしようと
思うのは次の3点です。

 一つは福島の知人から送られてきた
リンゴ(福島県のどこの産地か不明

201501214hukusima-ringo.jpg

 Cs134(796keV)にはピークはなし、
しかし、605keVにはピークがみえます。
Cs137にもピークが見えます。セシウムの
バランスもよいので福島事故由来の
汚染があることは間違いありません。
 しかし、セシウム総量が1Bq/Kg以下なので
定量限界以下と判断しました。

 次は那須塩原の腐葉土です。

20141212nasusiobarahuyoudo.jpg

 セシウム3兄弟(662、605、796keV)すべてにピークが
あります。Cs134と137のバランスもよい。
Cs総量は重量補正しています。

 この腐葉土で作物を作ることは考えられません。
政府が勝手に決めた園芸用の土の限度は
400Bq/Kgなので大手を振って量販店で
売られているのでしょう。
基準を変えさせなければなりません。
 学校の菜園で子どもたちが素手でこの
腐葉土を扱っていたら・・・と想像して
しまいます。

 毎日1Bq/Kg以上の作物を摂取すると
間違いなく体に変調をきたします。
これは、チェルノブイリの「教訓」です。




  最後に椎茸2件です。2件ともCs134は
出ていません。すべてCs137 が検出されました。
これは、福島由来ではなく、Cs137の半減期が
30年であることを考えれば核実験やチェルノブイリの
影響と考えられます。
 今なお、その時代の痕跡が現代にも
残っていることに、放射性物質の怖さを
改めて感じました。


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