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7/6双葉町前町長の井戸川克隆さんが講演 [イベント紹介]

7月6日、 「今こそ、放射能健診が大事 被曝しない権利の
確立を!」というイベントが池田市で開催され、双葉町
前町長の井戸川克隆さんが講演されま した。
 本測定所も後援したこのイベントに参加した会員の
Fさんから講演レポートを頂きました。
 以下、報告。

DCIM0663.JPG

3・11の原発事故に見舞われる前から、放射能の危険性を
認識しておら れ、「放射能は大嫌い」と語る井戸川さん。

 双葉町民全員をまるごと県外(埼玉県)へ避難させる
ことを目指しましたが、福島県の妨害に遭い、また中には
「どうしても双葉町にとどまりたい」という町民もいて、
全員避難はかないませんでした。

 事故の被害にあった自治体の組長が参加した町村会
では、井戸川さんおひとりが事故前の基準である
「年1ミリ シーベルト」の順守を主張されましたが、国や
県はそれを認めませんでした。

 国や県に対して問題を提起するうち、町議会から不信任を
つきつけられ、辞任に追い込まれます。最も重い責任を
担うべき国や東京電力ではなく、原発事故の被害者
でもある井戸川さんが責任を問われることになって
しまったのです。

井戸川さんは、土壌汚染を考慮せず、
「空間線量」だけを根拠に福島県への帰還
政策が進められている現状を、
「最も危険な選択」と話されました。そして、
県外へ避難した人も含め、事故によって
放射能被害を受けたすべての人の健康診
断を求める運動 を展開されています。

 また東北・関東の住民だけでなく、日本全国の
国民が3・11原発事故の被害者であること、
住民が避難しなければ ならないような事故が
再び起こる前に「原発を避難させる」、つまり、
原発へ「出ていけ」とはっきりと言うべきと述べ
られました。その方法 のひとつとして、井戸川
さんは内容証明郵便を送る取り組みを
提唱しておられます。(興味のある方は、
インターネットで「井戸川克隆 内容証明郵便」
というキーワードで検索をかけてみてください。)

 井戸川さんは町長として責務を果たされていた
だけに、1時間強の講演中、重 く感じられる
お話が多かったのですが、最 後まで、
淡々と静かな口調で話されていたのが
印象的でした。また中でも、「自分の権利を
他人に預けてはいけない」という言葉が
強く心に残 りました。


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