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茨城県産の「ネコ砂」(砂といっても木製) [測定結果]

愛猫家の皆さん、ご注意下さい!

neko.jpg

 茨城県の工場で生産された「猫砂」を測定しました。
「猫砂」といっても材料は「木材のチップ」を加工したものの
ようです。20時間測定しました。

20200110茨城猫砂.jpg

 Cs137のピーク(331ch)が見えます。スペクトル表の
赤い縦棒線です。K40補正と重量補正した結果、AllCsで
3.3Bq/kg±0.4Bq/kgとなりました。汚染された木材を加工した
もので間違いないようです。念のため2回測定しましたが、ほぼ
同じ結果(2.9Bq/kg±0.4Bq/kg)がでました。

 猫用の砂なので気にするほどもないと思う方もおられるかと
思いますが、愛猫家の皆さんは本当に安心できるでしょうか!?


※いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものではありません。
同じ物を複数回測定しても微妙に数値は異なります。放射線はいつも
規則正しく出ている訳ではないし、測定環境にも左右される
からです。
使用している測定器の6面には別に厚さ3センチの鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、その
根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。

※この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

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