世田谷の自宅にあった座布団綿とカバーからもセシウム検出 [測定結果]
世田谷から原発事故後2年で大阪に避難された方の
検査依頼品の結果は前にお知らせしました。
こちらを参照ください。
さて、今回紹介するのは、原発事故以前から
平成14年1月まで世田谷のご自宅で使用していた
座布団の綿とカバーです。
1.座布団の綿
BGは空状態で20時間測定したものを使用。
重量は49gなので重量補正、カリウムによる
かさ上げを補正して、セシウム総量は3.3Bq/kgと
なりました。
しかし、下限値(ZIPでは、下限値はスペクトル表の
誤差表示の数値×3になります。この場合は0.2×3=0.6
ですが、重量が49gなので補正が必要)も重量補正
すれば3.9Bq/kgとなります。従って、この綿のセシウムは
下限値より少ないので「定量限界未満」と判断しました。
しかし、いわゆる「セシウム3兄弟」のピークが明確なので
怪しい!
2.座布団カバー
そこで、この綿を包むカバーを測定しました。
BGは空状態で20時間測定したものを使用。
ここでもセシウム3兄弟のピークが明確です。
綿より数値も大きい。中より外の方が汚染度は
高いと納得できます。
検体の重量は177gなので重量補正、カリウムによる
かさ上げ補正して、セシウム総量はなんと11.6Bq/kgと
なりました。ただし、下限値は(0.3×3×320÷177=)1.6Bq/kg。
服や布に一端吸着したセシウムは簡単に
除去できないことがここでも明らかになりました。
依頼者の感想は、「東京圏の皆さんは家屋内だから
そこまで汚染されていないだろうと思いがちですが、
決してそうではないと改めてわかった」と言われました。
zipでは検体は320gが基本なので測定には320g
ほしいのですが、ものによればそれができないこと
もあります。しかし、少なくてもこの程度のセシウム
があるものならほぼ正確な結果を出します。
明日は「国立研究開発法人産業技術総合研究所」
(産総研)が原発事故後の2012年8月に開発した
「放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質」の
ZIPによる測定結果を公表します。
検査依頼品の結果は前にお知らせしました。
こちらを参照ください。
さて、今回紹介するのは、原発事故以前から
平成14年1月まで世田谷のご自宅で使用していた
座布団の綿とカバーです。
1.座布団の綿
BGは空状態で20時間測定したものを使用。
重量は49gなので重量補正、カリウムによる
かさ上げを補正して、セシウム総量は3.3Bq/kgと
なりました。
しかし、下限値(ZIPでは、下限値はスペクトル表の
誤差表示の数値×3になります。この場合は0.2×3=0.6
ですが、重量が49gなので補正が必要)も重量補正
すれば3.9Bq/kgとなります。従って、この綿のセシウムは
下限値より少ないので「定量限界未満」と判断しました。
しかし、いわゆる「セシウム3兄弟」のピークが明確なので
怪しい!
2.座布団カバー
そこで、この綿を包むカバーを測定しました。
BGは空状態で20時間測定したものを使用。
ここでもセシウム3兄弟のピークが明確です。
綿より数値も大きい。中より外の方が汚染度は
高いと納得できます。
検体の重量は177gなので重量補正、カリウムによる
かさ上げ補正して、セシウム総量はなんと11.6Bq/kgと
なりました。ただし、下限値は(0.3×3×320÷177=)1.6Bq/kg。
服や布に一端吸着したセシウムは簡単に
除去できないことがここでも明らかになりました。
依頼者の感想は、「東京圏の皆さんは家屋内だから
そこまで汚染されていないだろうと思いがちですが、
決してそうではないと改めてわかった」と言われました。
zipでは検体は320gが基本なので測定には320g
ほしいのですが、ものによればそれができないこと
もあります。しかし、少なくてもこの程度のセシウム
があるものならほぼ正確な結果を出します。
明日は「国立研究開発法人産業技術総合研究所」
(産総研)が原発事故後の2012年8月に開発した
「放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質」の
ZIPによる測定結果を公表します。
2017-02-24 11:25
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