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2023年8月9月測定結果について [測定結果]

 検査機器の修理、夏休み、K40バックグラウンドの再作成などで
7月、8月は測定が殆どできませんでした。やっと、通常の形に戻ったところです。

 そこで、8月末~9月の測定結果をお知らせします。

 202308-09.jpg

 主な検出例を2つ紹介します。

<9/13福島乾燥椎茸>
 表示には「菌床栽培」とあります。製品をミキサーにかけて
粉状にして測定しました。
20230913福島乾燥椎茸.jpg

 Cs137のピーク(331ch)に綺麗なピークがあります。
K40のコンプトン散乱の補正と重量補正して9.5Bq/kg(下限値1.1Bq/kg)
となりました。
 椎茸は美味しい出汁がとれますが、セシウムは水によく溶けるので
私が絶対に料理に使いません。

<9/14,21福島萱の実>
萱の実.jpg

 ご自宅の庭にある「萱の木」には写真のような実がなるそうです。
それを煎って実の中の種部分を食べるとのこと。
 実を殻と一緒にミキシングしたもの(9/14)と殻を剥いて
実だけをミキシングしたもの(9/21)をそれぞれ測定しました。

20230921福島萱の実(実のみ).jpg
 Cs137のピーク(331ch)がクリアです。K40のコンプトン散乱の補正と
重量補正を行って8.5Bq/kg(下限値1.1Bq/kg)

 これからも、内部被曝をしないために、職人の放射能測定を
お薦めします、検体の郵送持ち込みも受け付けていますので
是非ご利用下さい。

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10/8(日)核兵器のない世界をつくる  行動する若者たちに学ぶ  京都・市民放射能測定所講演会 [イベント紹介]

231008京都講演会チラシ-1.jpg

活発な活動を行っている京都測定所のイベントを紹介します。

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 核兵器のない世界をつくる
 行動する若者たちに学ぶ
 京都・市民放射能測定所講演会
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 高橋悠太さん(一般社団法人かたわら代表理事)講演
 倉本芽美さん( 高橋悠太さん(一般社団法人かたわら代表理事)講演

 【日時】10月8日(日)14時開始16時30分終了
 【場所】こどもみらい館 第一研修室 
     (最寄りは京都地下鉄丸太町駅)
 【資料代】500円
 
 (オンライン参加も可)
  ZOOM参加ご希望の方は、下記(こくちーず)からお申込みください。
  https://www.kokuchpro.com/event/33d4f044d319a1dfba633ffd2a05b045/

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 核兵器の脅威、原発事故、放射能による被害、みんなつながっています。
 核兵器は、製造、実験、使用、処理、すべてのプロセスでヒバクシャを生み出します。核兵器による安全保障の体制は、誰かを犠牲にする前提で成り立っています。そうした体制は、限界を迎えています。

 核の使用のリスクも、日に日に高まっています。この世界に生きる全員のかたわらに「核の脅威」は存在しています。全員が核の時代の当事者です。

 核兵器のない世界をつくるために、行動する若者と出会いました。
 高橋悠太さん(一般社団法人かたわら代表理事)と、倉本芽美さん(学生団体「KNOW
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9月8日「ALPS処理汚染水差止訴訟」 福島地裁へ提訴! [ニュース]

【9月8日「ALPS処理汚染水差止訴訟」 福島地裁へ提訴! 事前集会・報告集会のお知らせ】

 年8月24日、国と東電は、ALPS処理汚染水の海洋放出を強行しました。
漁業者との「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」という
約束を遵守すると言いながら、福島県漁連だけではなく全国の漁連の
強い反対の声を無視し、「一定の理解が得られた」とは、誤った
政策決定だと言わざるを得ません。
 国内外の海洋放出に反対する声を無視して、原発事故被災者にさらなる
苦悩を強い、海洋汚染を広げるALPS処理汚染水の海洋放出は、許されません。
 漁業関係者と市民が立ち上がり、「ALPS処理汚染水差止訴訟」を9月8日、
福島地裁に提訴します。
 事前集会、報告集会は、どなたでもご参加いただけます。
また、報告集会はライブ配信があります。(事前申し込み不要です。)

●報告集会(14時頃)のライブ配信があります。下記のアドレスから、どなたでもご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=tIgY2WKRtns
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ALPS処理汚染水の海洋放出を差し止めるための訴訟 [ニュース]

 いよいよ、福島原発処理汚染水の海洋投棄が始まろうと
しています。絶対に許せない行為です。しかし、漁業関係者が裁判に立ち上がろうと
しています。弁護団の呼びかけを掲載します。

ALPS処理汚染水の海洋放出を差し止めるための訴訟を提起します
2023年8月21日
ALPS処理汚染水差止弁護団
共同代表: 弁護士広田次男
弁護士河合弘之、弁護士海渡雄一

1 ついに漁業関係者が、ALPS処理汚染水を放出させないために、
立ち上がりました。福島とその周辺の住民で、彼らの貴重な決断を支え、
これを応援する動きを作りたいと思います。原告になってくださる方
(裁判費用1万3000円をご負担いただきます。)を募集します。
さらに、詳細は決まっていませんが、支援する会もこれから作る予定です。

2 第一次提訴は、9月8日(金)13時に福島地方裁判所へ提訴する予定です。
当日は提訴行動を行いますので、福島地方裁判所前に集合したあと、
13時に提訴予定です。原告になっていない方も、原告の皆さんに
連帯するために、ぜひご参加ください。なお、第二次提訴は、10月末までに
準備する予定です。

3 私たちが海洋放出に反対する理由は、主に次の点です。
・この汚染水は東京電力による福島原発事故とその後の東電と国による
地下水の建屋への流入を止めなかった無策によってこれだけ増えて
しまいました。これは、東電と国の責任で、汚染物質の発生者が
最後まで管理すべきです。

・過去に放射性廃棄物を故意に海に放出した例はありません。仮に、
薄めても放射性物質の総量は変わりません。処理水にはトリチウム
だけでなく、セシウム134,137、ストロンチウム90、ヨウ素129、
炭素14等が含まれています。その健康への影響はどこでも評価
されておらず、安全性は確認されていないのです。

・敷地内や敷地の近くに、7,8号機の建設予定地などタンクをたてる
場所はたくさんあります。そして、海洋放出以外にも、大型タンクを
増設するとか、汚染水をモルタル固化するなどの有効な代替案が提案
されていますが、きちんと検討されていません。

・デブリの取り出しは、30年以上も先のことです。福島復興のための
海洋放出という説明はまやかしです。いますぐにタンクの撤去を行う
必要などないのです。

・放射性廃棄物の海洋への投棄は、ロンドン条約96年議定書によって
全面的に禁止されています。海洋放出はこの議定書に違反する可能性があります

4.原告になりたい方は、8月31日までに下記までメールで、電話番号と
メールアドレスをお知らせください。必要資料をメールします。
原告の氏名は、裁判上匿名にすることも可能です。メールが使えない方はお電話ください。

    記
広田法律事務所
 〒970-8026 福島県いわき市平字八幡小路66番地9
 電話番号0246-24-2340
 メールアドレス  hirotalo@dream.ocn.ne.jp
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夏期閉所について [日頃の活動]

 測定所の夏期閉所をお知らせします。 8/11(金)~18(金)まで夏期閉所とします。  8/19(土)から通常活動に戻ります。  郵送による検体持ち込みもできます。
 こちらを参照下さい。
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10周年の集いの延期について [日頃の活動]

<お詫び>
 7/17(月)に予定していた開設10周年の集いは諸事情で
10月に延期いたしました。事後報告になってすいません。
詳細決まり次第にこのブログでお知らせします。


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2023年5月の測定結果 [測定結果]

 原子力基本法、原子炉等規制法、電気事業法など5つの改正案を束ねた
原発回帰の「GX脱炭素電源法案」(60年超運転「原発たばね法」)が5/30に
参議院で可決成立。
 これは、原発事故の教訓を踏みにじり、将来に禍根を残すものとして
私たちは強くこれに抗議し、原発廃棄の声を挙げ続けて行きます。

 ところで、測定器ZIPのMCA修理が終わり、5月GW開けから測定を
再開しましたので測定結果をお知らせします。

 一覧をご覧下さい。
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 <宮城の山菜5種>
 これは既に報告しているので、こちらをお読み下さい。
これほどのセシウムが検出されるとは、今も続く汚染に
驚くばかりです。
 関西人は山菜は春の味覚として4月、5月に旬の山菜として
食するだけですが、東北出身の友人の話によると、
「旬の時期だけでなく、保存食にして通年的に食べている」との
ことなので、内部被曝による体調変化の危惧は大きいと思います。
 食品の規制値「100Bq/kg」は本来はドラム缶で保管するレベル
です。「食品の規制値は1Bq/kg以下にすべき」ことを強く訴えたいと
思います。

<茨城の干し芋>
20230511茨城干し芋.jpg
 Cs137(331ch)のピークがはっきりと出ています。
K40のコンプトン散乱の補正して、3.6Bq/kgとなりました。

<福島の山椒の葉>
20230519福島山椒の葉.jpg

 K40のコンプトン散乱の補正と重量補正で
2.2Bq/kgとなりました。山菜と比べて少ないのは
管理された土地で収穫されたものではないか?と
思われます。

 高槻測定所は、今後も「1Bq/kg以下」をめざして、測定活動を
続けます。どうぞ、検体の持ち込みをお待ちしています。

※お知らせ※
 開設10周年の集いを来たる7/17(月・祝)に準備しています。
詳細決まり次第のお知らせいたします。



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宮城の山菜5種から最高43.6Bq/kg検出 [測定結果]

 山菜が賑わう時期になりました。
会員さんから宮城県で採取された山菜の測定依頼がありました。
宮城県のご友人からもらったものとのことで、採取場所は県北の
山間部とのこと。
 種類は「ワラビ」「タラの芽」「コゴミ」「シケド」「タケノコ」です

早速、測定。全て20時間測定です。

「ワラビ」
20230511宮城ワラビ.jpg

 K40コンプトン散乱を補正して0.8Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)

「タラの芽」
20230512宮城タラの芽.jpg
 重量補正とK40のコンプトン散乱補正して34.5Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)

「コゴミ」
20230513宮城コゴミ.jpg
 重量補正とK40のコンプトン散乱補正して13.4Bq/kg(下限値0.9Bq/kg)

「シドケ」
20230515宮城シドケ.jpg
 東北では一般的な山菜ということだが、当方、全く知らなかった山菜。
一見モロヘイヤに見えた。重量補正とK40のコンプトン散乱補正して
1.8Bq/kg(0.9Bq/kg)

「タケノコ」
20230516宮城タケノコ.jpg
 皮をむいて可食部だけを測定。
 重量補正とK40のコンプトン散乱補正して43.6Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)

 どのスペクトルもCs137(331ch)のピークが綺麗に立っています。
タケノコ以外の4品目はどれも、綺麗にパック詰めされていたり、
帯で留められていて明らかに販売用の商品と思われます。

 フクイチ事故で大量の放射性物質が降り注いだ結果、山間部も
高汚染されています。事故後11年経過したとはいえ、これだけの
セシウムがあることに驚きました。

 植物への移行率を考えると、土壌汚染はまだまだすさまじいことだけは
確かでしょう。これらの山菜は宮城県北部で採取されたものです。


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測定所再開しました! [日頃の活動]

 当測定所検査器ZIPのメインテナンスがやっと終了。
正常な稼働を確認することができましたので。
5/11(木)から測定所を再開しました。

 検体は320g、20時間測定で下限値0.6Bq/kgまで
測定できます。郵送による検体持ち込みも受け付けています。
会員は一品500円、非会員は一品1000です。
 是非ご利用下さい!
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5/21(日)京都・市民放射能測定所 開設11周年のつどい [イベント紹介]

20230429開設11周年のつどいチラシ.jpg

京都・市民放射能測定所 開設11周年のつどい
【日時】5月21日(日)13時30分開始 16時40分終了予定
【場所】ウイングス京都 セミナー室B (オンラインでの参加も可)
(最寄りは京都地下鉄烏丸御池駅または四条駅)

会場でもオンライン(ZOOM)でも参加は無料です。
(資料代のカンパも受付ております。額は任意です。)
ZOOM参加ご希望の方は、下記(こくちーず)からお申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/sokutei230521/

【内容】
 13時30分 会員総会
 14時 記念講演 『破滅をもたらす原発回帰政策の暴走』
      市川章人さん(京都自治体問題研究所・原子力災害研究会)
 15時20分 お話 『原発事故と私。いま伝えたいこと』
         高木久美子さん(原発賠償訴訟原告)
 16時 意見交流、参加測定所・団体・個人からのアピール
 16時40分 終了

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 京都・市民放射能測定所をご支援くださっているみなさま。
 この5月で当測定所も開設11周年を迎えることになります。
 その記念のつどいを開催します。

 いま、原発回帰政策が強行されています。
 原発の60年超え運転。次世代原子炉の開発。汚染水の海洋放出。
そして放射能汚染による健康被害を完全否定する動きも強まっています。

福島原発事故の教訓に今こそ立ち返る必要があります。
 ぜひ、ご参加ください。

 お問い合わせ先
070-5664-2713(佐藤)
satokazu@wave.plala.or.jp
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