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2018年12月測定結果について [測定結果]

 2018年12月の測定結果をお知らせします。
一覧表をご覧下さい。

2018年12月測定一覧表2_1.jpg

主な検出例を紹介します。

<12/1福島の山芋>
20181201福島山芋.jpg
Cs137も134もピークがあります。

<12/2福島小麦粉>
20181201福島小麦粉.jpg
 Cs137(331ch)のピークありますが、
Cs134(398ch)のピークは見えません。K40かさ上げ補正を
行い、1.4Bq/kgとなりました。

<12/2千葉レンコン>
20181202千葉れんこん.jpg

 Cs137も134もピークあります。K40かさ上げ補正を行い
2.3Bq/kgとなりました。根菜類にはまだまだセシウムが
残存していることがわかります。

<12/9福岡の干し椎茸>
20181209福岡干し椎茸.jpg

 Cs137のピークがあります。Cs134のピークが
見えないので、原発事故の影響かどうかは不明です。
椎茸はその産地より原木の産地をチェックする必要があると
思います。

<12/14茨城の干し芋>
20181214茨城干し芋.jpg

 これも、両方のセシウムが検出されました。
ただ、製造年度がわかりません。重量補正して4.9Bq/kgとなりました。

12/15千葉原木生椎茸、12/16 福島 柿 12/16福島平茸(生)、12/17日福島ナメコについては こちらをご覧下さい。

<12/19千葉ピーナツ(殻付き)>
 殻付きのまま粉砕し、測定しました。
20181219千葉ピーナツ殻付き.jpg

 両方のセシウムのピークが見えます。
K40かさ上げ補正と重量補正を行い、
2.8Bq/kgとなりました。

 そこで、このピーナツの殻を取り除き、実本体のみを
測定したところ、検出限界未満(12/21殻なしピーナツ)と
なりました。主に殻にセシウムが付着していたことが
わかります。

<12/19、20東京板橋区の自宅窓>
 板橋区住宅の玄関窓、1階の窓、2階の窓の3カ所を
それぞれ一定の面積をティッシュで拭き取り測定しました。
1階玄関窓のスペクトル表を見て下さい。

20181219板橋1階玄関窓.jpg

 Cs137のピーク(331ch)がピンと立っています。
これを拭き取り面積あたりに換算して、2.1Bq/㎡と
なりました。同様な換算をして、1階窓は検出限界未満、
2階窓は3.0Bq/㎡となりました。

 これまでも東京の空気は福島原発事故の際に放出された
放射性物資による汚染があると指摘してきましたが、
この例からも改めて証明されました。

 マスクの着用で呼吸による内部被曝は少しは防ぐことが
できます。マスクの着用を特にお勧めします。

 当測定所は12/27~2019年1/6までお休みです。
新年は1/7(月)より通常にもどります。

 皆様の健康とご多幸をお祈りして、12月結果報告といたします。











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千葉の原木椎茸と福島のなめこ・平茸を測定しました。 [測定結果]

 「放射能検査済み」の札がある千葉の「原木椎茸」が持ち込まれました。
生の椎茸で、これを刻んだ上で念のため20時間測定を行いました。

20181220_114459.jpg

 チャートをご覧下さい。
20181215千葉の生椎茸.jpg

 Cs137のピーク(331ch)がピンと立っています。
Cs134のピークもクリアです。(超簡単に言うと写真青色部分が
Cs137、赤色部分がCs134を示している)
これくらいの数値になると両セシウムのバランスも正確。
K40かさ上げ補正をして5.7Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)の結果

 「放射能検査済み」の札があるのだから、たぶん不検出と
示したいのでしょうが、残念ながら不検出では
ありません。検査機器の能力や検査時間によって
下限値は上下します。普通のシンチレーションの下限値は
せいぜい25Bq/kgという意見もあります。、

 次の紹介するのは「福島のなめこと平茸」
20181220_114658.jpg

20181217福島なめこ.jpg

 生の「なめこ」(菌床栽培)を刻んで10時間測定。これも
Cs137のピール(331ch)がきれいに立っています。Cs134のピークも見えます。
まだ福島事故のセシウムをキノコが取り込んでいることは明確です。

次に平茸です。

20181220_114611.jpg

20181216福島生平茸.jpg

 これも生の平茸(菌床)を刻んで10時間測定しました。
K40かさ上げ補正をして9.1Bq/kgとなりました。
下限値(当測定器は誤差の3倍が下限値になる)は0.9Bq/kg。

 どれも、環境省の基準は100Bq/kgなので、大手を振って
店頭に並びます。

 内部被曝は摂取した食材と空気が最大の原因となります。
不安だなと思ったら放射能検査をお勧めします。それも、
1Bq/kg未満まで測ることのできる測定器で。






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小児甲状腺がん少なくとも233人(福島県議会で判明) [ニュース]

 小児甲状腺がん少なくとも233人であることが福島県議会の
答弁で明らかに。これまでは、「県民健康調査」結果として
公表されていた数字は「199人」とういことだから、真の
実態とは大きく異なっていたことがわかる。

 いわき市選出の古市三久議員が受給状況についての質問。
これまでに医療費の交付を受けた233人の疾患の内容を訪ねたところ、
県民健康調査課の鈴木陽一課長は「(233人)全てが甲状腺がんで、
そのうち手術を受けた人が82名」と答弁した。
 ニュース配信元によると、この数字も少し少なめで実際は
272人と推計している。

 どちらにしても、少しでも小児甲状腺がんを少なく
見せようとする県の姿勢が見え隠れする。

 詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

 
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2018年11月の測定結果について [測定結果]

 2018年11月度の測定結果をお知らせします。
まず、一覧表をご覧下さい。

page001.jpg

<11/5新潟白米(2018年産)>
 Cs137のみですが、0.9Bq/kg(下限値 0.6Bq/kg)でました。
これは、福島由来ではなく、原爆実験やチェルノブイリ事故の
影響と思われます。

<11/13白米(水洗い)>
 そこで、11/5新潟白米を水洗いして念のため20時間測定しました。
Cs137は0.4Bq/kgに減少していました。下限値が0.6Bq/kgなので
「検出限界未満」となります。

 以前も同じ福島産の玄米・白米・水洗いしたものを
順次測定したところ、順次セシウム量が減少していくことと同じ
結果です。

 因みに<11/6兵庫玄米(2018年産)>も検出限界未満(下限値0.6Bq/kg)
でしたので、それを精米<11/16兵庫白米>して測定したところ、これも
不検出となりました。

検出例を紹介します。

<11/17福島キノコ>山に自生したもの。これは11/26の記事をご覧下さい。
依頼者の話では、採取場所の空間線量は0.3~0.5μ㏜だったとのことです。

<11/17福島ヤーコン>
20181117福島ヤーコン.jpg

Cs137のピーク(331ch 写真では赤い棒のところ)がピンと
立っています。Cs134のピークはありません。
K40 補正して1.5Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)です。

<11/18福島白米(2018年産)>
20181118福島白米.jpg

 これも、Cs137のピークがクリアです。K40補正して
 0.7Bq/kg(下限値0.6Bq/kg)となりましたが、ここのお米は
試験栽培の時から測定していますが、年々減少はしています。

<11/30福島自宅庭の栗>
20181130福島栗.jpg

 ご自宅の庭になった栗を皮むき、渋皮付きで刻んで測定しました。
Cs137、134の両ピークが明確です。福島事故由来です。
K40補正して5.1Bq/kg(下限値0.9Bq/kg)となりました。これだけの
Csが出たということは、皮を剥いているので根を通じて吸収してると
しか考えられません。

 こうした検出例を多いか少ないかのとらえ方は様々でしょう。
しかし、不安に思ったものを実際に測定することが大切だと思います。

 当測定所では、会員は1品500円(非会員は1000円)で1Bq/kgまで
測定します。場合によれば20時間測定します。

 12月の無料測定会は12/19(水)10時~12時です。
なお、年末年始休みは12/28(金)~1/6(日)です。
2019年1/7(月)より通常体制(毎日10時~12時)に戻ります

 


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