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増える汚染水にどう対処するべきか!トリチウム汚染水を考えるその4 [本測定所の考え]

 増え続けるフクイチの汚染水はどうすれば処理すれば良いのか?を
考えてみる。

 私たちは、核技術の専門家ではないが(海洋汚染を回避のためには)
普通に考えれば次の手立てが考えられる。

1.トリチウムの除去技術を開発する。すでに実験段階ではその
技術はあるとの報道もある。

2.仮に、その技術が実用段階にない、又はトリチウム水の
除去技術がないなら、トリチウム半減期12.3年の10倍=120年間貯留 すると、初期濃度の0.1%に下がる物理法則を使う以外に減衰させる方法はない
下げてから順次放出する。「120年もかけられるか!」
と思う人もいるだろうが、それだけ大それた原発事故をやって
しまったのだ。次世代には申し訳ないがそのツケは払わないといけない。
そして、その間に、全ての核種を除去できていないALPSを
越える除去技術の開発が求められている。

3.しかし、それでも汚染水は今後も増加する。何故か?
以下はあくまで「仮説」であることを前提に考えてみたい。

 トリチウムは「中性子が水素原子核に取り込まれることによって
生まれる」という簡単な事実から考えると、中性子は核分裂で
飛び出すのだから、事故後10年経過しても燃料が緩やかな核分裂
(自発的核分裂)しているかもしれないということだ。
単に「放射性物質の固まりであるデブリに水が触れた」
からトリチウム水が発生するのではない。自然的核分裂が停まって
いないとしたらあらゆる分裂核種が汚染水に含まれることになる。
 これらは、あくまで仮説だが、この仮説に従えば、自然核分裂している
デブリは水で冷やすのではなく、チェルノブイリ原発事故処理型の
対応が必要だと私たちは考える。「デブリを取り出す」という政府・東電の
方針の是非が根本的に問われているのではないか?

 この「汚染水処理問題」については、6/19(土)本測定所開設8周年の
集いで専門家の講演をいただき考えていきたいと思います。
当日はZOOM配信も行いますので、皆さまのご参加をお待ちしております。

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