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2021年2月の測定結果 [測定結果]

 2月の測定結果をお知らせします。
 以前にお知らせしていますが、2021年1月から
「検出限界未満」は「存在を確認」、「不検出」は「存在は未確認」と
表記しています。
2月結果一覧.jpg

今月で注意を喚起したい食品は、
<2/6福島のあんぽ柿>と<2/22茨城のレンコン>です。
 まず、あんぽ柿のスペクトルです。
20210206福島あんぽ柿.jpg
 赤い縦棒の398chはCs134(796Kev)のピークです。
Cs137のピーク(331ch)もあります。重量補正して
3.8Bq/kgです。2/23のあんぽ柿も五十歩百歩。一昔前は
軽く100Bq/kgを超える物もあり出荷停止されていた
こともあるので、これくらい検出しても不思議では
ありません。
 それにしても、スーパーの店頭にはよく陳列されている
干し柿です。

 次に、茨城のレンコンのスペクトルです。
20210222茨城レンコン.jpg
 赤い縦棒は、Cs137(331ch)のピークを示しています。
ピークがピッタリとピークを示しています。重量補正して
3.6Bq/kgとなりました。レンコンは地下茎なので、
水底に滞留したセシウムを吸収したと思われます。

 他に茨城のサツマイモを紹介します。2/1と2/2の
サツマイモは茨城産ですが、別物。
20210202茨城さつまいも.jpg
 これもCs137(331ch)のピークがあります。

 3月の無料測定会は3/23(火)10時から予定しています。

※註1 いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。出ている数値はセシウムの質量では
なく濃度です。(よく勘違いされる方がおられるので
念のため)

※註2使用している測定器の6面(4㎝鉛)には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3 本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註4 この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。





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