2020年8月測定結果について

　残暑、いや酷暑の中、皆さんお変わりなく
お過ごしでしょうか？
　数多い疑惑や文書改ざんについてついぞ
説明責任を果たしてこなかった安倍晋三首相が
ついに？いや、やっと？辞任しました。
日本を脱原発後進国にしてしまった安倍政治の
「罪」をここで改めて指摘しておきたいと思います。

　さて、8月の測定結果です。一覧をご覧下さい。


　殆どが「検出限界未満」か「不検出」でした。
検出例を一つあげておきます。

＜8/3茨城のさつまいも＞



　Cs137（331ch）のピークがあるので、検出です。
重量換算して0.8Bq/kgとなりました。但し、下限値0.7Bq/kg

※註1いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものでは
ありません。放射線の出具合も同じではないし、測定環境
にも左右されるからです。

※註2使用している測定器の6面（4㎝鉛）には別に底辺に厚さ5㎝、他の5面に厚さ3㎝の鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※註3　本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、
その根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。もちろん、依頼者にはスペクトル表を
つけて結果をお知らせしています。

※註４　この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。

　なお、測定方法に関して寄せられたご質問 （K40のベクレル数が少ないのは？）に関する回答を
HPにアップしております。ご興味ある方はご覧下さい。