2020年３月の測定結果一覧

　新型コロナ禍でドタバタして３月度の報告が遅れて
すいません。



　主な検出例を紹介します。

＜3/15群馬のキクラゲ＞

　Cs134（398ch）にはピークはないが、
Cs137（331ch）にはピークがあります。K40の
コンプトン散乱、重量補正を行い1.2Bq/kgとなりました。

＜3/24の千葉落花生＞


　中の実だけで取り出し、小さくつぶして測定。
やはり、Cs137（331ch）のピークがあります。
重量補正して2.4Bq/kgとなりました。これは念のため
2回測定しました。

＜3/27茨城のサツマイモ＞
　3/5のサツマイモとは別のものです。


　これもCs137（331ch）にピークあります。重量補正して
1.9Bq/kgとなりました。

　地中にできる根菜類にはまだ少し影響が残っていると
思われます。

　＜３/21＞の「福島の土」と「そこに自生していた柳」に
ついては、別稿で説明します。
最近、避難指示が一部解除された町のものです。ここに
帰還させようとの政府・環境省の政策はとんでもない所業と
言わなければなりません。



　


※いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものではありません。
放射線の出具合も同じではないし、測定環境にも左右される
からです。
※使用している測定器の6面には別に厚さ3センチの鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、その
根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。

※この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。