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2020年1月測定結果について 「干し柿」3種測定 [測定結果]

 2020年1月の測定結果をお知らせします。
 一覧をご覧下さい。

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 1/10のネコ砂については既報です。

<1/23福島のリンゴ(可食部)>
20200123福島リンゴ可食部.jpg
 12月に「1.1Bq/kg」だった福島のリンゴで
他の個体の可食部のみを測定しました。皮も芯も
取り除いたのでセシウム濃度は減少するかも?と
思いましたが、増えていました。別個体なので微妙に
汚染度は異なるのは当然か。

 福島の「干し柿」の測定依頼を受けました。
同じ市の異なる地域のもの(AとB)と山形のものです。

<1/28福島干し柿A>
20200128福島干し柿.jpg
 Cs137のピーク(331ch 写真の赤の縦棒)がクリア。
K40コンプトン散乱の影響除去、重量換算して2.2Bq/kgと
なりました。

<1/31福島干し柿B>
20200128福島干し柿.jpg
 これもCs137のピーク(331ch 写真の赤の縦棒)が明瞭です。
 K40のコンプトン散乱の影響を除去、重量換算して
 3.2Bq/kgとなりました。

<2/3山形の干し柿>
20200203山形干し柿2.jpg

 これもCs137のピーク(331ch 赤い縦棒)があります。
 1.7Bq/kgとなりました。

 原発事故8年が経とうとしていますが、まだまだその影響は
残っていることは疑いないようです。

<1/17福島の白米>
 12月に「検出限界未満」だった白米を念入りに洗浄して
改めて測定したみました。結果「不検出」となりました。
 2年前に「避難解除準備地域」で「試験栽培」された
お米を測定しましたが、玄米→精米→洗米と順次セシウム濃度が
下がったことと同じ結果となりました。
 汚染の懸念ある玄米は食べる時(事前に測地する
ことをお薦めしますが)よく精米(無洗米精米を推奨)し、何回も
ゴシゴシを洗米して食べることをお薦めします。 

※いつも申しておりますが、測定値は絶対的なものではありません。
放射線の出具合も同じではないし、測定環境にも左右される
からです。
使用している測定器の6面には別に厚さ3センチの鉛版で被覆し、
更に、ワインセラーに収納して長時間測定で起きる温度ドリフトを
低減させています。その結果、320g定格ならば、20時間測定で
下限値0.6Bq/kgまで測定できるようになりました。

※本測定所では、「測定値のみを公表」するのではなく、その
根拠となる「スペクトル表」を示すことが責任ある立場と
考えています。

※この測定器では、ごく少量のセシウム検出では信頼性のある値が
得られるのはCs合計値になるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、この記事をお読み下さい。







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