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2019年8月測定結果について [測定結果]

 8月の測定結果をお知らせします。主な検出例を紹介します。

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※同じ物を測っても結果は同じになるわけではありません。
放射線の出方には偏差もあります。測定環境にもよりますから。
本測定所では、温度ドリフトを防ぐためにワインセラーに機器を
納めて環境を安定させ、最低でも10時間測定、微妙なものは20時間
測定を行っています。

<8/8福島の桃>
20190808福島桃.jpg

 スーパーに売られていた福島の桃を測定しました。
皮を取って可食部のみを測定しています。
スペクトル表をご覧下さい。わずかですが、検出です。
K40のコンプトン散乱の影響を差し引いて、0.7 Bq/kgとなりました。
下限値は0.6Bq/kg。

 Cs137とCs134の比率に疑問を持つ方がおられるようですが、1Bq/Kg程度
レベルの計測では、このzip測定器では、信頼性のある値が得られるのはCs合計値に
なるようにアルゴリズムが作られています。
詳しくは、以前の記事をお読み下さい。

<8/19群馬のキュウリ>
20190820群馬キュウリ.jpg

 Cs137のピーク(331ch)にきれいなピークが
あります。K40補正と重量補正を行い、1.9Bq/kg(下限値1.0Bq/kg)と
なりました。

<8/27大阪浄水器交換カートリッジ>
 蛇口に取り付け1年間にわたり通水した市販の浄水器のカートリッジを
測定してみました。通水量は不明ですが、普通の家庭が日常使用した
ものです。Cs137に小さなピークがあり、検出限界未満と判断
しました。下限値1.0Bq/kgです。

<8/29大分の白米>
20190829大分白米20h.jpg

 8/23に大分産の玄米(つやひめ)を測定したところ、Cs137の
小さなピークがあり、検出限界未満と判断しました。そこで、測定した
玄米を自家精米して再測定してみました。Cs137のピークが
きれいに消えていました。不検出です。
 以前に福島産の玄米の測定でも同じ経験したことが
あります。玄米→白米→水洗いと作業を繰り返すと
セシウムの量が減っていきました。ご参考までに!

※9月の無料測定会は9/24(火)10時~12時。
※測定料は会員500円、一般1000円です。気になったときは
気軽に測定できるように安く設定してます。スタッフは
全員ボランティアで運営しています。

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