関西ネット・ゲルマニウム12/14共同測定会 [日頃の活動]
2014年もあとわずかとなりました。
今年最後の更新となる記事をUPいたします。
末尾に、当測定所代表よりメッセージを掲載
していますのでそちらもご覧ください。
高槻・市民放射能測定所は、関西各地の
市民測定所が連携する「関西ネットワーク」
(以下「関西ネット」)に参加しています。
12月14日、関西ネットの各測定所が
持ち回りで担当する「共同測定会」を
実施しました。
場所は、南福崎土地株式会社・放射能測定室。
同社は関西ネットのメンバーであるとともに、
社会貢献活動の一環として、市民測定所を
サポートする活動を展開されています。
関西ネットの共同測定会では
「魚測定プロジェクト」を実施中。
これまで、瀬戸内海の鰆や長崎の剣先イカ、
北海道の鮭をゲルマニウム半導体測定器
・TG150B(テクノAP社製)で測定してきました。
今回の検体は、青森の鯖。
前日に高槻市内の魚屋で、鯖 約1.5kg分を購入。
骨と内臓を除き、肉と皮を切り刻んだ上で
高槻測定所での測定分と分け、マリネリ容器に
詰め込みました。
容器への充填は、当測定所の測定員にとって
慣れない作業。少し苦労しました。
14日、午前10時に南福崎土地株式会社へ
検体を持ち込みました。
南福崎土地株式会社の社長さんの指導を
受けつつ、マリネリ容器をTG150Bに納め、
測定スタート。
測定開始から3時間48分後、
「このまま長時間測定しても、セシウム134・137ともに
検出されないであろう」という予測のもと、測定をストップ。
Cs-134・Cs-137ともに「不検出」という結果でした。
Cs-137 不検出(検出下限 <0.6 Bq / kg)
Cs-134 不検出(検出下限 <0.4 Bq / kg)
I-131 不検出(検出下限 <0.4 Bq / kg)
K-40 87.5±6.2 Bq / kg(検出下限 <18.6 Bq / kg)
※結果の詳細については、次の画像をクリックしてご覧ください。
関西ネットの共同測定会の同日、高槻測定所にて
青森・鯖の同ロット品を測定しました。
測定器はiFKR-ZIP-Aを使用し、10時間測定しています。
グラフA:「本澄寺20時間」をバックグラウンドにした場合
Cs-137 0.7 ± 0.3 Bq / kg(検出下限 <1.0 Bq / kg)
Cs-134 0.9 ± 0.3 Bq / kg(検出下限 <1.0 Bq / kg)
K-40 60.2± 3.2 Bq / kg(検出下限 <9.6 Bq / kg)
※本澄寺20時間:
高槻測定所の測定器が設置されている環境中の
放射線の状態を測ったデータのこと。
グラフB:炭酸カリウム0.5gをバックグラウンドにした場合
カリウム40が多いということを考慮して、
炭酸カリウム(K2CO3)0.5gをバックグラウンドに
したところ(グラフB)、セシウム137・134ともに
0.0 ± 0.3 Bq / kg という数値になりました。
「グラフA」では、カリウム40の影響による誤検出があったと
考え、高槻測定所でのiFKR-ZIPによる10時間測定の
結果は、「不検出」という判断とします。
以上 かけ足になりましたが、
関西ネットの共同測定会および、高槻測定所での
「青森・鯖」測定の報告でした。
(スタッフF)
2015年の活動に向けて
このFさんの報告は測定所一同で合議した上での
報告です。不検出という分析結果をどのようにして
行ったかという経過説明を行っています。
ゲルマ測定結果と比較することで、
本測定所使用の機器の良さも体感することが
できました。
2015年も「怪しければ放射能測定、安心を得るため
にも放射能測定を!」を呼びかけると共に実践して
参りたいと思います。
コーヒー1杯の値段で放射能測定を!
高槻市民放射能測定所 所長 時枝
今年最後の更新となる記事をUPいたします。
末尾に、当測定所代表よりメッセージを掲載
していますのでそちらもご覧ください。
高槻・市民放射能測定所は、関西各地の
市民測定所が連携する「関西ネットワーク」
(以下「関西ネット」)に参加しています。
12月14日、関西ネットの各測定所が
持ち回りで担当する「共同測定会」を
実施しました。
場所は、南福崎土地株式会社・放射能測定室。
同社は関西ネットのメンバーであるとともに、
社会貢献活動の一環として、市民測定所を
サポートする活動を展開されています。
関西ネットの共同測定会では
「魚測定プロジェクト」を実施中。
これまで、瀬戸内海の鰆や長崎の剣先イカ、
北海道の鮭をゲルマニウム半導体測定器
・TG150B(テクノAP社製)で測定してきました。
今回の検体は、青森の鯖。
前日に高槻市内の魚屋で、鯖 約1.5kg分を購入。
骨と内臓を除き、肉と皮を切り刻んだ上で
高槻測定所での測定分と分け、マリネリ容器に
詰め込みました。
容器への充填は、当測定所の測定員にとって
慣れない作業。少し苦労しました。
14日、午前10時に南福崎土地株式会社へ
検体を持ち込みました。
南福崎土地株式会社の社長さんの指導を
受けつつ、マリネリ容器をTG150Bに納め、
測定スタート。
測定開始から3時間48分後、
「このまま長時間測定しても、セシウム134・137ともに
検出されないであろう」という予測のもと、測定をストップ。
Cs-134・Cs-137ともに「不検出」という結果でした。
Cs-137 不検出(検出下限 <0.6 Bq / kg)
Cs-134 不検出(検出下限 <0.4 Bq / kg)
I-131 不検出(検出下限 <0.4 Bq / kg)
K-40 87.5±6.2 Bq / kg(検出下限 <18.6 Bq / kg)
※結果の詳細については、次の画像をクリックしてご覧ください。
関西ネットの共同測定会の同日、高槻測定所にて
青森・鯖の同ロット品を測定しました。
測定器はiFKR-ZIP-Aを使用し、10時間測定しています。
グラフA:「本澄寺20時間」をバックグラウンドにした場合
Cs-137 0.7 ± 0.3 Bq / kg(検出下限 <1.0 Bq / kg)
Cs-134 0.9 ± 0.3 Bq / kg(検出下限 <1.0 Bq / kg)
K-40 60.2± 3.2 Bq / kg(検出下限 <9.6 Bq / kg)
※本澄寺20時間:
高槻測定所の測定器が設置されている環境中の
放射線の状態を測ったデータのこと。
グラフB:炭酸カリウム0.5gをバックグラウンドにした場合
カリウム40が多いということを考慮して、
炭酸カリウム(K2CO3)0.5gをバックグラウンドに
したところ(グラフB)、セシウム137・134ともに
0.0 ± 0.3 Bq / kg という数値になりました。
「グラフA」では、カリウム40の影響による誤検出があったと
考え、高槻測定所でのiFKR-ZIPによる10時間測定の
結果は、「不検出」という判断とします。
以上 かけ足になりましたが、
関西ネットの共同測定会および、高槻測定所での
「青森・鯖」測定の報告でした。
(スタッフF)
2015年の活動に向けて
このFさんの報告は測定所一同で合議した上での
報告です。不検出という分析結果をどのようにして
行ったかという経過説明を行っています。
ゲルマ測定結果と比較することで、
本測定所使用の機器の良さも体感することが
できました。
2015年も「怪しければ放射能測定、安心を得るため
にも放射能測定を!」を呼びかけると共に実践して
参りたいと思います。
コーヒー1杯の値段で放射能測定を!
高槻市民放射能測定所 所長 時枝
2014-12-23 20:43
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今日お邪魔したO.K.です。
年末のお忙しい中、どうもありがとうございました。
スタッフの皆様、良いお年をお迎えください。
by O.K. (2014-12-25 19:34)
O.k.さんへ
今後とも、当測定所をご利用ください。
この測定所が早く不要になる時が
来てほしいです。
by no-nukes (2015-01-16 11:06)